
これは、先月の真冬の夜に経験した出来事です。
その夜、友人との飲み会が長引き、帰宅するのが深夜2時を過ぎてしまいました。寒さに震えながら、最寄りの駅から家までの道を急いでいると、ふとトイレに行きたくなりました。近くに何か施設がないか探していると、古びた公園の明かりが目に留まりました。
公園の端からは、かすかに子供たちの声が聞こえます。深夜に遊ぶ子供たちなんて、普通ではありません。近くにいる母親らしき人影も見えたため、何か特別な理由があるのかもしれないと思い、私はその公園のトイレへ向かいました。
トイレを済ませた後、再び公園の方を振り返ると、遊具に取り囲まれるように、少しずつ子供たちが私に近づいてきました。遊具は、色あせてはいるものの、懐かしい形をしていました。声が近づくにつれ、彼らの笑い声が明確になり、私の心は不安でいっぱいになりました。しかし、好奇心が勝り、もう一度よく見てみることにしました。
そして、目を凝らしてみると、遊具の周りには誰もいないことに気が付きました。声は彼らからではなく、どこか別の場所から響いてくるものでした。恐ろしい予感がした瞬間、背筋が凍りつきました。振り返り、急いでその場を離れようとしましたが、足が動きません。
その時、目の前に現れたのは、まだ幼い子供の姿をした影でした。顔はぼんやりとしていて、どこか不気味です。私は恐怖で心臓が高鳴り、何かを叫ぼうとしましたが、声が出ませんでした。影は、無言のまま私の方をじっと見つめていました。
そして、気がつくと、私は公園を離れていました。寒さに震えながら、翌日、昼間にその公園へ戻ってみると、そこには遊具はおろか、子供たちの姿も全くありませんでした。代わりに広がっていたのは、古い墓地の一角でした。何が起きたのか、理解できないまま、ただ恐怖だけが心の中に残りました。私は一体何を見たのか、今でも分からないままです。
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