
短編
お墓
匿名 2日前
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私は、懐中電灯を持って夜のお墓にいた。
夜のお墓は不気味なほど静まりかえっていて、一歩進むごとにぶるぶると震えた。
なんでここにいるのかは分からない。
怖すぎて理由も忘れてしまったからだろうか。
どこに行けばよいか分からないが、とりあえず真っ直ぐに進んでお墓を抜けようとしていた。
だが、なかなか出口が見つからなかった。
さらに進むと、お墓の中に不気味な木があった。
普通の木なのに、なぜか不気味に感じた。
木の横を通ろうとしたとき、木に何かが見えた。
私は反射的に木を見ると、木の上の枝から骸骨のような顔が私を見ていた。
恐怖に立ちすくむ私・・
そこで目が覚めた。
まだ真夜中で、外では雨の音が響いていた。
こわかったな・・
そう思った直後、
「くくくく・・」
笑い声なのか、よく分からない不気味な声が聞こえた。
私の部屋には、勿論誰もいないはずだった。
私は目を閉じてブルブルと震えていた。
なかなか寝付けなかったが、気がつくと寝ていて朝になっていた。
あの夢と謎の声が何だったのかは今でも分からない。
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- 100%ただの夢青山キツネ