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長編

20歳の冬

ゆき 3日前
怖い 199
怖くない 176
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頃にニュースにもなったらしく信憑性は中々高い。 無事帰ってこれたら廃じゃない方に行こうね!っていうジョークを3回くらい飛ばしたと思う。 敷地内に車を止めて、ライトで全体を照らしてみる。 倒れた看板、つたに巻かれた建物、窓ガラスは殆ど割れている。国道から外れ、裏が件の山なので明かりもなく暗い。 心霊スポットらしく良い雰囲気。 ルートは正面玄関から入り最上階の5階まで上がる。号室は分からないが事件があったのは4階だという噂なので4階で部屋を回ってみる。 割れたガラスに気をつけながら中に侵入 左手にフロント、右手に階段 正面の部屋選択用のパネルも割れている。 なかは湿気が多くカビ臭い。 所々苔が生えている。 有名スポットらしく落書きも多い。 車を停めるまではしゃいでいた女子達も顔が強張りダンマリ。 ピアス君がふざけて脅かす茶番を挟みつつ4階へ到着。 部屋の中も同じく汚い。 どの部屋も同じような造りで代わり映えしないが、1部屋だけベッドの上に造花の花が添えてある。 新しくはないが古くもないので、恐らく同じ噂を聞いた先客が怖がらせようと思い置いたのだろう。 この辺りで女子達の恐怖がピークに達し、気分が悪いと言い出したので5階は諦めて引き返すことに。 ピアス君と女子達を前に歩かせ俺が1番後ろを歩いて戻る。 ここが営業していた当時は自動精算なんかないから、エアシューターだったのか直フロントだったのかな、等々どうでも良いことを考えながら階段を下る。 3階と2階の間で前を歩いている美人Bが 「きゃっ」と短い悲鳴を上げた。 不意打ちを食らった俺も 「おふぁ」みたいな変な声が出た。 瞬間前を歩いてたピアス君と女子2人がビビって悲鳴を上げダッシュし始めた。 ライトで美人Bを照らす。 なんのことはない転んだだけ。 手を貸し立たせようと思ったが、足が痛いよりも腰が抜けて立てないとシクシク泣いている。 仕方ないので背負って階段を降りる。背中で震える美人の方に首を少し傾けながら、 ヒールが良くなかったね、と美人Bに話しかける。 「ゴメンね」とより一層シクシク泣き出した。 マズいと思い、 「吊り橋効果で好きになりそうやん!お尻触っていい?」とジョークを飛ばすも、 またも「ゴメンね」 この質問にゴメンねてなんやねん。 玄関を出ると、車の近くでライトがチラチラ動いている。 車に乗ることもできず薄情者3人がオタオタしていた。 そりゃー鍵持

後日談:

  • 友達は大切に!!

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  • リオさん 純粋に心霊で怖いだけの話しだと、他の人達ほど怖い思いしてないからですねー笑 何かエッセンスをと思って、ありのままを書いてます
    27歳ブサイク
  • 内容も怖いですが、女の子との描写が面白いです笑 経験豊富なんだろうなと笑う これからも楽しみにしてます!
    リオ
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