
短編
階段の足音
匿名 2日前
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これは僕が中学生ぐらいの時の話です。
当時暮らしてた家は一軒家の2階建て、父が1階で店をやってたので家族は2回で暮らしてました。
トイレとお風呂は1階にありました。
2回には2部屋あり、片方を母が使い、もう片方の部屋を僕と父で使ってました。
そんなある日の深夜のことです。
パチンパチンッという音で目が覚めて、その音が聞こえた方に目をやると、階段が神々しく光り輝いてました。
そして、誰かが1階から階段を上がってくる足音がするのです。
父は隣で寝てるので、母が1階のトイレに行ってたのかなと思いましたが、すぐにおかしなことに気付きました。
階段の電気は小さな豆球一つ。
それがあんな光り方するはずありません。
それに、上がってくる足音はするのに、下りていく足音はしませんでした。
直観的に、これは母さんじゃない!と思いました。
そうこうしてる間も、足音はどんどん2階に近づいてきます。
僕は全身が震え、体が硬直して声も出せませんでした。
そして・・足音が2階に到達する瞬間、僕は恐怖のあまり気を失ってしまいました。
気が付くと、朝になっていました。
母に確認しましたが、やはり真夜中に1階に下りたりしてないそうです。
一体、あの足音は誰のものだったのでしょうか?
引っ越した今となっては、確かめるすべもありません。
あれ以来、階段が少し怖いです。
この怖い話はどうでしたか?
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