
中編
お盆の夜に
匿名 3日前
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これは僕が中学2年生の頃にお盆で体験したお話です。あるお盆の日に母方の祖父の家に家族で帰省しました。
祖父の家にはたった2回しか行ったことがなく、最後に行ったのは僕が1歳の頃だったそうです。何故、久しぶり帰ってきたのかというと
祖母の1回忌だったからです。流石に1回忌なので行かないわけには行きません。
その後、煙を焚いたあとに何故か僕は眠ってしまいました、気がつくと夜の8時頃になっていて、僕が起きた事に気づいた母が「犬の散歩に行ってこい」と僕に言いました。祖父はそれを聞いて「駄目だ」と母に言いました、ですが母は「こんな田舎で誘拐するやつなんていない」と祖父に言いました。母と祖父はその後も討論のようなものを続け、遂に祖父が折れました。僕が家から出ようとすると祖父は「裏山の麓にある神社には絶対に近づくなよ」と言い、僕はそれに「オッケー」と軽く返事をし家から出ました。祖父が言っている神社とは母が子供の頃に廃墟のようになってしまった古い神社のことを指します。僕は心のなかであんな怖い所行くわけ無いだろとつぶやきました。散歩を続けていた時に「ねぇねぇ」と後ろから声を掛けられました。振り返ってみると8歳ぐらいの女の子と顔を下に向けたまま手を繋いでいる70歳ぐらいのおばあちゃんがいました。なんとなく「どうしたの?」と聞くと「あのねあそこのおウチに行きたいの」と指を指しましたそこは、祖父が近づくなと言っていた山の中腹でした。ですがそこには明かりの付いた家があったので、別に気にせずその子と手を繋いでその場所に案内しました。家まであと数十メートルといったところで女の子が急に止まりました。あれ?と思い声を掛けようとして後ろを向くと、女の子とおばあちゃんがいなくなっており、足元を見ると女の子とおばあちゃんの靴だけがありました。そこで犬が「ワンワン!!」と鳴きました。ゆっくり犬が見ている方に目を向けると女の子と一緒にいたおばあちゃんが家のドアを少し開けこちらを覗いていました(シルクロードさんのカカリみたいな感じです)僕はそれを見た瞬間に犬と一緒に山を駆け下りました。途中転んだりもしましたがなんとか祖父の家までたどり着く事ができました。神社の方を見ると女の子とおばあちゃんが首を傾げていました。すぐに家に入り、祖父にこの事を話すと「だから行くなと…」と言われました。そして「お前らは明日の朝に家に帰れ」と言われました。その後、家に帰ることができま
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