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短編

旧校舎の女

匿名 2時間前
怖い 20
怖くない 12
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あれは小学三年生のときのこと。 その日は朝から空がどんよりと曇り、教室の窓から見える景色もどこか薄暗かった。 三時間目の途中、僕はプリント係として、同じ係のM君と一緒に職員室へプリントを取りに行くことになった。教室は3階、職員室は1階。いつものように一番近い階段を使って降りていく。そこには旧校舎へと続く渡り廊下があった。 プリントを受け取り、帰り道。 その渡り廊下に差しかかったとき、僕たちは“それ”を見た。 廊下の先に、黒くて長い髪の女が立っていた。 動かない。顔は見えない。ただ、そこに“いる”のがはっきりと分かった。 見間違いじゃない。僕もM君も、確かに見た。 その瞬間、体が動かなくなった。まるで金縛りにあったように。 沈黙の中、突然雷が光った。 その瞬間、体が動くようになり、僕たちは一目散に逃げ出した。 振り返ると、女の姿はもうなかった。 あの女が立っていた場所は、とてもカビ臭く、木が腐敗していた。 まるで時間が止まっているような空間だった。 その後、僕は家庭の事情で引っ越すことになった。 M君とは連絡先を交換したはずだったけど、3年前から一切連絡が取れなくなった。 他の昔の友達に聞いても、誰も何も教えてくれない。 そして今夜、雷が光った瞬間に、あの体験を思い出した。 あの時の恐怖と、M君のことが急に胸に迫ってきた。 もし、これを見ていたら── M君、もう一度会いたい。あの時のこと、覚えてる? 僕はずっと、君に聞きたいことがある

後日談:

  • これは本当の話です。信じてもらえないかもしれないけど本当に信じてほしいですもしM君見ているなら、最後に会った公園でもう一度会おう

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