
私たちの大学のサークルは、毎年冬休みに山小屋で合宿を行うのが恒例でした。今年は特別な理由があって、昨年とはまったく別の場所に宿泊することになりました。新しい山小屋に到着した私たちは、周囲の雪景色を楽しみながら散策を始めましたが、小屋の裏手にある森の奥に不気味な小さな祠を見つけました。好奇心からその祠を舞台に肝試しをしようということになりました。
肝試しの内容は、4人1チームで祠に隠した自作の護符を探してくるというものでした。私たちのグループは最後から二番目の順番でしたが、1人が冗談半分で「護符を2枚持ち帰って、最後のグループを驚かせよう」と提案しました。全員がそのアイデアに乗り、2枚の護符を見つけて持ち帰ることにしました。
しかし、最後のチームもまた護符を2枚持って帰ってきました。驚いた私たちは、もしかしたら予備があったのかもしれないと思い、黙っていました。ところが、全員が持ち帰った護符を見せ合ったとき、最後のグループが持ってきたものの中に、見たこともない奇妙な文字が書かれた護符がありました。暗がりでよく見えなかったようで、私たちはそれをお酒のつまみにして笑い合いました。
肝試しが終わった後、私たちは山小屋に戻りましたが、夜中に激しい風と雪の音で目を覚ましました。予報では晴れるはずだったのに、外ではひどい嵐が起きていました。心配になり、管理人に電話をかけると、山は危険で今すぐ避難した方がいいと言われました。私たちは急いで荷物をまとめ、山小屋を離れることにしました。
避難する途中で、突然の雷鳴が響き、近くの木が激しく揺れました。雷が落ちたと確認した地点は、ちょうど私たちがさっきまでキャンプをしていた場所でした。雪に覆われた森の中、雷が落ちた場所で燃え上がる火の光は非常に不気味でした。もしあの時、私たちがまだあそこで寝ていたらと思うと、背筋が凍るような恐怖を感じました。
結局、放置した護符は回収できずにそのままにしておくことになり、私たちは二度とその山には近づいていません。今でも、あの山小屋を思い出すだけで、心に冷たいものが走ります。
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