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中編
妹に憑きまとう首
中編

妹に憑きまとう首

2025年6月4日
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これはこの人生で二度と味わいたくない

そんな体験談です。

当時、うちは4人家族だった。

母親と俺、9歳の妹、そして5歳の弟。

ある夜、母と一緒にリビングでテレビを観ていたとき、

ふと妹が隣の部屋に入っていくのが見えた。

そのすぐ後ろを──

首だけの、髪の長い何かが、ズルズルと音をたてながら犬みたいについていってた。

本当に首だけ。

髪がダラーンと長くて、顔は見えない。

「え?」と思って、隣にいた母に

「今、妹の後ろに何かいなかった?」って聞いたけど、

「何もいなかったよ」と返された。

……この時点では、見間違いだと思ってた。

でも数日後、

弟と一緒に帰宅したときのこと。

奥のリビングに妹がいて──

“あれ”にごはんをあげてた。

キャベツみたいな?なんか野菜の切れ端みたいな物

ぐちゃ、ぐちゃ、ぐちゃっていう、湿った咀嚼音。

妹はまったく怖がっていなくて、むしろ慣れてるような感じ。

俺は固まったまま動けなかった。

でも弟は何も気づいていない。

たぶん見えていなかった。

このとき、直感的に思った。

「見えてるのは、俺と妹だけだ」と。

その直後。

弟が「トイレ〜!」と叫んで、リビングに向かって走っていった。

妹と“あれ”がいる場所に。

やばいと思って止めようとした瞬間、

妹が叫んだ。

「来ちゃダメ!!!」

俺は急いで弟を追いかけて手を掴んだ。

その瞬間──

“あれ”が、俺の首元目掛けて飛びかかってきた。

首だけの何かが、顔も見えないまま、

ズシッとぶつかってきて──

……目が覚めた。

布団の中。部屋は暗い。

夢だったんだ、と一瞬ほっとした。

でも──

首が痛い。

それに身体が動かない。

声も出ない。

いわゆる金縛りってやつ。

そして、耳元で──

生ぬるい息と、奇妙な声が聞こえる。

「ヒィ……ヒィアア……」

夢の中で聞いた、“あれ”の声とまったく同じだった。

「やばい、マジでやばい」って思いながら、

動かない体を必死に動かして、

そいつの髪の毛?を思いきり掴んだ。

その瞬間、

バチン、という感覚とともに、金縛りがスッと解けた。

その日はたまたま友達が泊まりに来ていた。

すぐに起こして、「首、見てくれ」って頼んだ。

そいつ、俺の首を見て、言った。

「歯形……ついてるよ」

ほんとうに、くっきりと噛まれたような痕が残っていた。

あれ以来、同じ夢を見ることはない。

でも、何かがおかしい。おかしすぎる

現実の俺は、男三人兄弟の末っ子で──

妹なんて、存在していない。

でも夢の中で一緒に暮らしていた“妹”の顔、

今でもはっきり思い出せるんだ。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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