新着 短編
さらわれた少女⑪(凛愛と綾人の真実)

そして凛愛は綾人とともに廃校を後にし、山道を下りていく。
「凛愛ちゃん。ひとつだけ聞かせて。こんなことになったのって何か秘密があるよね。」
凛愛は少し驚きながらも、
「うん。やっぱり気づいてたね。実は私があの男の子たちに『誘拐して』って頼んだの。」
「やはり!でも、なんで?」
「私、ちょっと危険な目に遭ってみたかったの。まして年下の子供たちにそんなことされるって密かな願望だった。」
「凛愛ちゃん!なんてことするんだよ!女の子がそんなことしてどうなるか分かってるの?」
綾人は怒ったような声で凛愛に言い聞かせていたが。
「もう気づいてたんだよね。ここは私の見ている夢のなかで、本物の私はここにはいない。」
「凛愛ちゃん?」
「だって、綾人くんもそうでしょ?」
凛愛は両手を前に出して綾人を抱いた。
凛愛の上半身で抱かれて嬉しそうな綾人、凛愛も綾人を嬉しそうに抱きしめていた。
そして山の坂道を下りる2人の目の前には、綺麗な夕焼けがあった。
・・ そして、目を覚ます凛愛。
「また、夢か・・」
そこは凛愛の彼氏である隆輝の部屋のベッドであり、窓の外は夕焼けだった。
1 / 1
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。

