これは自分が小4にあった話なんだけど 　自分の家庭はわけあってそれぞれ別家庭で暮らしていたんだ。自分の家にはおばあちゃんと自分の2人で暮らしているんだけど。ある時、おばあちゃんが病気で入院しちゃって、自分はまだ小さいから何も出来ないし、仕方なくいやいや施設に入れられたんだよ。 　その施設は結構広くて、自分ぐらいの子供や中学生くらいのお兄ちゃんやお姉ちゃん、3歳ぐらいの子供もいた。その施設は別棟になっていて、女子棟・男子棟とに別れていた。みんなとの間柄は…あんまりかなぁ（笑） 　なんだかんだで1週間過ぎた辺りになって、だんだんと生活リズムに慣れてきた時だった。施設では晩御飯を食べ終えたら2階に行き、部屋に戻り、自分のロッカーに入っている衣服を持って1階の奥にある風呂場に向かうという流れだったんだけど、1週間も流れればさすがに慣れ、いつものように階段を上がって服を取り…ふと、尿意をおぼえたのでトイレにかけこみました。 　トイレで用を足して一息着いたと思いトイレから出ようとしたら、突然トイレの電気が消えたりついたりしだして、地震？と思うくらい床が揺れだして自分は倒れてしまいました。急いで立ってトイレから出たら、壁に飾ってあった子供の絵がﾍﾞﾘﾍﾞﾘﾍﾞﾘとまるで自分を追いかけているように奥の方から剥がれていって、持てる力を振り絞ってダッシュで階段を駆け下りました。恐る恐る後ろを振り返ると、自分の背丈をゆうに超えた女がこっちにおいでおいでと手招きをしていました。 　あれから食堂に戻り、施設の先生の方にそれを伝えて一緒に行ってもらいました。しかし、そこには女の姿はありませんでした。「確かに今見えたんだよ！」と言いましたが笑って誤魔化されました。でも、確かに何かを隠している。子供の感がそう言いました。 　あれから分かったのですが、その施設には前までお墓があったそうで、そこから施設を建てたそうです。みんなからバッシングを受けたものの、結果建築し、そこにたまたま自分が入ったそうです。もうそこには行っていません。どうなったかは今でも分かりませんが、皆さんも気を付けて下さい。