
冬の寒い夜、大学のサークル仲間の三人は、友人の提案で山へドライブに出かけた。深夜の山道を走る車の中、運転席の友人が言った。「ねぇ、伝説の灯籠を見に行かない?」
その灯籠は、青い光を放つという噂があり、訪れた者には不幸が訪れるという。好奇心が勝り、三人はその場所を目指すことにした。
しばらく走ると、周囲は暗闇に包まれ、山道の両側にはうっそうとした木々が立ち並んでいた。車のヘッドライトが照らす先には、古びた灯籠が見えてきた。それは青い光を放っており、異様な雰囲気を醸し出していた。
「すごい、実在するんだ!」と興奮する友人たち。私たちは車を降り、灯籠の周りを取り囲むようにして写真を撮り始めた。驚くことに、友人の一人がカメラを向けた瞬間、青い光が一瞬強くなったように感じた。
「これ、なんか映るかも!」と友人が言い、皆でその場で笑い合った。しばらくして、寒さが厳しくなり、帰ることにした。すると、友人の一人が撮った写真を見返していると、彼の顔が青ざめた。「おい、これ見てくれ…」
画面に映っていたのは、灯籠の後ろに人影のようなものが映り込んでいる写真だった。私たちの誰もがいないはずの場所に、見知らぬ黒い影が立っていた。「やばい、これマジでやばいって!」と友人が震え上がる。
「これをSNSに上げたら絶対バズるって!」と冗談を言う友人もいたが、私は直感的にそれがまずいことだと感じた。すると、彼がその写真を投稿しようとした瞬間、突然車が揺れ、何かに衝突した。次の瞬間、全てが真っ暗になった。
気が付くと、病院のベッドで目を覚ました。友人たちは無事だったが、私たちの心には恐怖が残った。看護師が体を拭いてくれる間、私は自分の背中に手の形をした痣を見つけた。それは友人たちにも同様のものがあった。
医師は驚いた表情で私たちを見つめていたが、痣は数日で消えると言われた。退院後、私たちは二度とあの灯籠には近づかないと誓った。しかし、今でもその時の写真がどこに流れているのか、どうなっているのかが気がかりでならない。私たちのような影響を受ける人がまた現れないことを願うばかりだ。
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。



