新着 短編
もうひとつの悪夢

(「桜子の悪夢。真っ赤な空の夕日の小高い丘と謎の人物」の続き)
・・
夕日の小高い丘の上で謎の痛みに襲われ倒れている桜子。
目の前にいる謎の人物に
「お前のその体の痛みは何か分かるか?」
そう言われた直後、桜子は体の痛みとは別の悪夢が蘇っていた。
・・・
ほんの数日前の放課後。
夕日の差し込む放課後の校舎で。
いつものように彼氏の博正と待ち合わせる桜子。
だが、不穏な雰囲気は双方共にあった。
「どうしたんだ?桜子?亅
桜子は博正のことを見て
「ねぇ、博正。私のこと、どう思ってる?」
「どう思ってるって・・桜子は俺の・・」
「博正の何?」
桜子は急に顔が険しくなった。
「え?」
「分かるよ。私、このままじゃ・・」
声が少しずつ震え出し、桜子は目に涙を浮かべていた。
「桜子・・亅
博正もただ事ではないことを感じとっていた。
桜子は頬に滴る涙を拭き、そして
「博正、別れようよ・・」
桜子は思い詰めたように言った。
桜子は本心では別れたい訳ではなく、苦しい気持ちを分かってほしくて言った言葉だった。だが博正は、
「いいよ!亅
あまりにもあっさりとした返答に桜子は
「いいよって、そんな!簡単に?亅
「君が言ったんだろう?僕もそうしようと思っていた。もう、君とは続かないよ。亅
桜子は顔を真っ赤にして泣いていた。
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