本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

新着 短編
自販機の恐怖
自販機の恐怖
新着 短編

自販機の恐怖

3時間前
怖い 1
怖くない 0
chat_bubble 0
4 views

これは私が友人と体験した出来事だ。

私たちは冬のある夜、廃工場の近くを通ることになった。友人は好奇心から立ち寄ろうと言い出し、私も半ば乗り気でついていった。工場の奥には、古びた自動販売機が一台だけ無造作に置かれていた。

「こんなところに自販機があるなんて、変だよね」と友人が言う。

自販機は、ひび割れたガラスの中に色あせた飲み物が並んでいた。何年も前から放置されているようで、周りには雑草が生い茂り、まるでその自販機だけが時を止めたかのようだった。

「飲んでみる?」と友人が冗談交じりに言ったが、私は何故か気が引けた。すると友人は財布を取り出し、自動販売機の前に立った。

「ちょっと待って、何かおかしいよ」と言うと、友人は笑って「大丈夫だよ、ただの自販機じゃん」と返した。

その瞬間、友人が自動販売機にお金を入れたとき、周囲の空気が急に重くなるのを感じた。友人が飲み物を選ぶと、自販機の上部から何かが落ちてきた。私は思わず目を背けた。

「見て、何か落ちてきた」と友人。その声に振り向くと、地面に落ちたのは、まるで人間の手のようなものだった。白く、冷たく、指がゆらゆらと動いているように見えた。

「ちょっと、やめてよ!」と叫ぶが、友人は興奮した様子で近づいていく。私は恐怖に震えながら後退した。

そのとき、自動販売機の奥からかすかな声が聞こえた。「…助けて…」

振り返ると、廃工場の暗闇から誰かがこちらを見ていた。目が合った瞬間、私は強烈な恐怖に襲われ、友人に背を向けて逃げ出した。

後日、友人がその自販機のことを話すと、彼女は「何もなかったよ」と言った。だが私には、あの声と目が忘れられなかった。友人はその後、何度も自販機の前を訪れていたが、私は二度と近づくことができなかった。

今でもあの廃工場には、冷たい声が響いているかもしれない。自販機の後ろには、助けを求める影が潜んでいるのだろう。

1 / 1

後日談:

後日談はまだありません。

アバター 001_001

はじめまして、よろしくお願いします。

投稿数 3
怖い評価 129
閲覧数 5.1k

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

利用規約をよく読んで、同意の上でコメントしてください。

・連続コメントは禁止しておりますが、新規登録・ログインすることで、連続コメントも可能となります。

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.2.169

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

【参加型】投稿企画・タイアップ企画

  • 学校
  • 心霊スポット
  • 意味怖
  • 禍禍女

一息で読める短い怪談

読み込み中...

じっくり染み込む中編怪談

読み込み中...

深夜に読むと戻れなくなる長編怪談

読み込み中...