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籠の中⑭(完結編/家に帰ってきた未奈)
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籠の中⑭(完結編/家に帰ってきた未奈)

15時間前
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旅行から帰ってきた次の日の朝、俺は未奈に外出していいことにした。

どこに行ってもいいし、門限などもない。

極端な話、帰って来なくてもいいとも伝えた。

未奈が「家に帰りたいこと」と言ったので、俺は往復の電車賃とちょっとしたお小遣いを渡した。

玄関を出て、晴天のなか未奈は歩いていった。

・・・

拓海の部屋に来てから、初めて外出を許された私。

私が家に帰りたいことを伝えると拓海はにこりと微笑み、往復の電車賃とちょっとしたお小遣いをくれた。

拓海の家を出て、晴天のなか私は歩いていた。

拓海の住んでいる場所からしばらく歩いたところに駅があった。そして電車で私の家に向かう。私の家と拓海の家は同じ県内で少し離れた場所だった。

私の家の最寄り駅で降りると、少し懐かしい感じがした。

そして通い慣れた道を私の家へと歩く。

途中ですれ違う人たちは、私が誘拐犯の家から戻って来たことなど知る由もないだろう。

拓海に誘拐されたばかりの頃は、正直ここに戻って来ることはないと思っていた。

そして私のマンションへ。私の部屋に入りテーブルの椅子に腰掛けると、帰ってきた喜びと安心感に涙ぐんだ。しばらく椅子に座っていた。

そのあと郵便物を確認したり、部屋を少し片付けたりしながらこれからどうしようかと考えていた。

拓海の言う通り、もう戻らなくてもいいはずだった。

何なら警察に行って全てを話すこともできる。

でも、私の気持ちは変わらなかった。

私はずっと拓海と一緒にいたかった。

着替えなどを大きめのカバンに入れ、来た道を引き返した。

そして電車に乗り、拓海の家へと向かう私。

そして拓海の家のインターホンを鳴らすと、拓海は私を見て嬉しそうに微笑んだ。

・・

夜になると、俺の家のインターホンがなった。

ワクワクしながらドアを開けると、未奈が俺を見て微笑みながら立っていた。

「おかえり、未奈。やっぱり来てくれたんだね!」

「当たり前でしょ!拓海のこと大好きなんだから!」

未奈はその場で俺を抱きキスをした。

そして、俺たちは正真正銘のカップルになっていた。

休日は未奈と一緒にデートしたり、互いの友達に紹介したりもした。

今では、すっかり仲睦まじいカップル!

出会いのきっかけが「あのこと」だなんて誰も想像もできないだろう。

・・・

(完)

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はじめまして、よろしくお願いします。

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