
昔のことだが、ある大学のサークルが冬の合宿で山小屋に泊まった際の話だ。何気なく部屋の片隅にあった古い銃器を見つけた学生たちは興味本位でそれを手に取った。
その銃は、歴史的な背景を持つもので、伝説的な事件に使われたものだと言われていた。持ち主が精神的な苦痛の末に自ら命を絶ったという噂があった。だが、若者たちはその重みを理解せず、無邪気に銃を弄んでいた。
彼らはその銃を使って、まるでゲームのように撃つ真似をしたり、互いに冗談を言い合った。だが、夜が深まるにつれ、次第に雰囲気が変わってきた。ひとりの学生が、銃を持ったまま外に出て行くと、他の仲間たちは心配になり声をかけたが、彼は無視して雪の中に消えていった。
しばらくして、彼が戻った時、表情はどこか異様だった。「この銃には何かが宿っている」と彼は言った。彼の言葉に、他の学生たちも不安を覚え始めた。楽しいはずの合宿が、次第に恐ろしいものに変わっていく。
その夜、銃を持っていた彼は、突如として自らの胸に銃口を向けて引き金を引いてしまった。悲鳴が響き、他の学生たちは恐怖に駆られ、逃げ惑った。彼はその場で倒れ、血が雪を染めていった。
騒ぎを聞きつけた近隣の住人が警察に通報し、すぐに現場が封鎖された。警察はその古い銃器を押収し、調査を始めた。すると、銃の内部からは、「私は神の罰だ。罪を犯した者には死を授ける」という文字が見つかった。警官たちはその言葉に背筋が凍りついた。
銃は、その後、調査が終わると共に廃棄されることが決まったが、学生たちの恐怖は消えることはなかった。あの言葉が意味するものは何だったのか、そして本当にその銃に呪いが宿っていたのか。彼らの心の中には、今もその疑念が残り続けている。結局、古い銃器は、彼の命と引き換えに恐怖をもたらしたのだった。大学の友人から聞いた話だが、今でも夢に出てくることがある。恐ろしい夜の出来事を思い返すたび、あの銃声が耳に残る。
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