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長編

犬のおばさん

匿名 3日前
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ろうし、と特に何も言わずに電球を取り替える手伝いをしました。 電球を取り替えてから部屋へ戻ったのですが それから少しして、それまで元気いっぱいだったのに私は急にひどい寒気がし始めて 身体が小刻みに震えだしたのです。 家の中にいるのに身体が急に震え出すなんて滅多にある事じゃないので なんだか不思議だけどとにかく寒くて、どうにかしてもらおうとキッチンへ行って母に 「寒くて身体が震える」と前歯をガチガチさせながら話したところ さっきまで元気だったのにどうしたんだと、熱を測ってくれました。 その時点で38.5度出ていて、母は「あらやだ」と、私を部屋へ連れて行き 毛布を重ねて湯たんぽを用意して寝かしつけてくれました。 私はそのまま翌朝までぐっすり眠ってしまったので、ここからは聞いた話となります。 普段よりも高めの熱が出ていた事もあり、母は心配だったようで ちょくちょく私の部屋へ様子を見に来てくれたそうです。 夕飯を食べ終わってからまた様子を見に来た時に 私は寝言で「やだ、やだ」と言いながら顔を歪めうなされていたそうです。 その様子を見て大変不思議がった母は、祖母の部屋がある2階へ上がって行き 私が寝ながらブツブツと変な事を言っている、と祖母に話したところ 急に祖母が青ざめて慌てた様子で「もしかしたらあれが原因かも」と言い出したそうです。 何を言ってるのかさっぱり理解できなかった母は、 祖母に一体どういう事なのか聞いてみたんだそうです。 その日の昼間、犬のおばさんがいつものように店へ来たそうです。 普段ならすぐに椅子に腰かけて話し始めるのに、その日はなんだか急いでいる様子で 「数日旅へ出かけるから、その間この子を預かって欲しい」と半ば強引に いつも大切に連れ歩いている犬のぬいぐるみと ぬいぐるみ用のご飯やハンカチなどを託されたそうです。 押しの弱くて断れなかった祖母は嫌々ではありましたが、 「わかった」と伝えて営業スマイルで送り出したそうです。 いつもあんなに大切にしているぬいぐるみだから そのまま店へ置いておくのもなんだか悪い気がして、家へ持ち帰ることに決めたらしいのですが 犬のおばさんに対して元々嫌悪感を抱いている母にぬいぐるみを預ったと話したら騒ぐだろうと思って、 家族の誰にも言わずこっそり持ち帰って、私の部屋の真上にある2階の仏壇がある和室に ぬいぐるみと預かった品一式を置いたんだそうです。 母はその話

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