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高架下の影の話
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高架下の影の話

5日前
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冬の寒い夜、郊外の公園で看護師の田中美咲は、急な残業を終えて自宅へ帰る途中だった。仕事の疲れを感じながらも、早く暖かい布団に入りたい一心で公園を抜ける。しかし、いつも通る道とは違う、閉鎖された遊具の近くを通ろうとしたとき、妙な気配を感じた。<br><br>美咲は背後から誰かに見られているような気がして、無意識に足を速めた。ヒールの音が響く中、耳元に微かに聞こえる足音が重なってくる。振り返っても誰もいない。しかし、確かにその足音は近づいてきている。恐怖心が彼女を急かせる。<br><br>「早く帰らなきゃ…」<br><br>そう思った瞬間、何かが彼女の心を掴んだ。手に持っていたカバンをしっかり握りしめ、もう一度振り返る。しかし、そこにはただの影が映るだけだった。冷たい風が彼女の頬を撫で、恐怖が一層募る。<br><br>公園を抜けると、目の前に高架が見えた。あの高架を越えれば、もう家は目の前だ。急いで近づこうとしたその時、彼女の足元に何かが落ちていた。それは血のついたハサミだった。驚きと恐怖のあまり、彼女はそれを拾い上げることもできず、目を逸らした。<br><br>その瞬間、またあの足音が近づいてきた。恐怖で心臓が高鳴る。もう逃げなければ、と思った時、前方から人影が迫ってきた。振り返ることもできず、美咲は全力で走り出した。<br><br>その後の記憶は曖昧だ。美咲は気がつくと、警察の取り調べ室にいた。周りには数人の警察官がいて、彼女をじっと見つめている。彼女の手には、あの血のついたハサミが握られていた。<br><br>「あなたがやったんですよ。目撃者もいる。」一人の刑事が静かに言った。彼女は否定する。「私は何もしていない。確かに誰かが後をつけてきたけど…」その言葉は、誰にも信じてもらえなかった。<br><br>美咲は無罪を訴え続けたが、証拠は圧倒的だった。目撃者の証言によれば、彼女が公園で女性を襲う姿が見えたという。動機もなければ、彼女の生活には何の問題も見当たらなかった。<br><br>それでも、彼女の心の中には、何か別の存在が潜んでいるようだった。彼女が逃げ込んだ高架下で見た影、それが何を意味していたのか。<br><br>結局、田中美咲は長い裁判の末、懲役10年の判決を受けることになった。彼女は自分の身体を乗っ取った何者かの存在に怯えながら、今も服役している。彼女の心の中で、あの影は消えないままだ。

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