
長編
危険な好奇心
おうぎょく 2016年9月16日
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く様子を伺ったが、中年女の気配もないので俺達は茂みから抜けだし、秘密基地『跡地』に到達した。
俺達はバラバラに崩壊された秘密基地を見、少し泣きそうになった。
『秘密基地』言わば俺達三人と2匹のもう一つの家。
バラバラになった材木の片隅に大きな石が落ちていた。恐らく誰かがこれをぶつけて壊したのだろう。
『誰かが』?・・いや、多分『中年女』が。。
慎が無言で写真を撮りだした。
そして数枚の材木をめくり、『淳呪殺』と彫られた板を表にし、写真を撮った。
その時、わずかな板の隙間からハエが飛び出し、その隙間からタッチの遺体が見えた。
ハッピーとタッチ。
秘密基地よりもかけがえの無い2匹を俺達は失った事を痛感した。
慎は立ち上がり
『よし、このカメラを早く現像して警察に持って行こう。』
と言った。
俺達は山を駆け降りた。
山を降り、俺達は駅前の交番へ急いだ。
『このカメラに納められた写真を見せれば、中年女は捕まる。俺らは助かる。』その一心だけで走った。
途中でカメラ屋に寄り現像を依頼。
出来上がりは30分後と言われたので俺達は店内で待たせてもらった。
その間、慎との会話はほとんど無かった。ただただ 写真の出来上がりが待ち遠しかった。
そして30分が過ぎた。
『お待たせしましたー。』
バイトらしき女店員に声をかけられた。
俺と慎は待ってましたとばかりにレジに向かった。
女店員は少し不可解な顔をしながら
『現像出来ましたので中の確認をよろしくお願いします。』といいながら写真の入った封筒を差し出した。まぁ現像後の写真が犬の死骸や釘に刺された少女の写真のみだから、不可解な顔をするのも当然だが・・・
慎はその場で封筒から写真を取り出し、すべての写真を確認し、
『大丈夫です。ありがとうございました。』と言い、代金を支払った。
店を出て、すぐさま交番へ向かった。
これで全てが終わる
駅前の交番へ二人して飛び込んだ。
『ん?!どうしたの?』
中にいた若い警官が笑顔で俺達を迎えてくれた。
俺達はその警官の元に歩み寄り、
『助けてください!』
と言った。
俺と慎は『あの夜』の出来事を話した。裏付ける写真も一枚一枚見せながら話した。そして、今も『中年女』に狙われている事を。
一通り話し終わるとその警官は穏やかな表情で『お父さんやお母さんに言った
この怖い話はどうでしたか?
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- ああ、俺のゴミってくだりはさすがに草真実を知る者
- なんで?コノ気狂いおばはんは旦那と息子を奪った女の子の殺害に精力を傾けなかったんだろうね?よぉ判らん。中年女
- 無断転載乙莉緒
- 2,3枚で書ける内容を、ここまで長くするのは大変。長過ぎです。他サイトからの転写なら、このサイトも厳しく検閲してほしい!でも、気軽に投稿できる良さもあるのでしょうが…。匿名
- 内容は他サイトの無断転載。誤字が多い。無断転載の時点で論外だが、投稿もう少し上手く編集してからすれば良いのでは。匿名
- おつかれさまでした。 すごく怖いし、読みやすいです!あいりんご
- 凄く怖い、恐ろしいです。北の国
- いやぁー凄く、怖いって言うよりも恐ろしいです。 自分も超が付く位、深いけど、そこまで酷くないです。北の国
- いやぁー凄く、怖いって言うよりも恐ろしいです。 自分は超が付く位、因縁深いけど、そこまで酷くないです。北の国
- 怖いなNanoarchaeum