
長編
祖父のメッセージと初雪
けいすけ 3日前
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ね?」
…従妹の優しい言葉に少しだけ落ち着きました。
それでも、祖父の遺骨を見た時に私はまた泣いてしまいました。
祖父の遺骨を箸で少し触れただけでも崩れてしまいました。
その瞬間、私の胸に重く苦しいものを感じました。
痛みとも重さともどちらともつかない感覚です。
それからの毎日は祖父が亡くなった悲しさが忘れられず毎日泣いていましたが、姿を表してくれる祖父と初恋のプロ野球選手のお陰で立ち直れました。
そんなある日の事です。
祖父に何の気なしにおやつを供えながら、私は祖父の遺骨と遺影に語りかけました。
「ねえ、じいちゃん。天国って本当にあるのかな?もし、本当にあってじいちゃんが天国に逝けたら私に教えてほしいな。そうだな、桜の花びらのような綺麗な雪が見たいな。本当に天国があったら、その印に雪をふらせて教えてね、じいちゃん。」
…祖父の遺影は微笑んでいました。
それから、49日の法事が終わり会食後の団欒タイムに私と従姉は散歩がてらお菓子を買いにコンビニへ向かいました。
祖父の思い出話をしていました。
その時に、従姉に祖父にした御願いの話をしました。
「そっか。天国は本当にあるのかな?ちゃんとじいちゃん行けたと思うよ。和尚さんもそう仰ったみたいだしね。」
…と、従姉が言った瞬間でした。
突然、空から雪が降ったのです。
「桜の花びら見たいな雪が…。」
「ま…マジで?」
二人仲良くポカーンとしながら綺麗な雪を見つめていました。
その時は11月31日…時期的に偶々かもしれません。
しかし…雪が降る直前に火葬場で見た光が天に登るのを見ました。
「天国は本当にあるみたいだね。栞ちゃんもじいちゃんを悲しませちゃ駄目だよ。」
従姉は優しく笑ってくれました。
私も涙を溢しながらうなずきました。
それから9年後の現在の私は駅前のコンビニで働いています。
毎日色々な人達が来て、嫌な思いをしたり腹が立ったりします。
パワハラ上司の被害に遭ったり、変なお客に絡まれたりストレスは色々でしたが…。
夢の中に水子のもう1人の姉と祖父と曾祖父母が守ってくれて、パワハラ上司や変なお客を退治してくれました。
毎年、人事異動の時期に私の水子の姉が人事部の方々とパワハラ上司に睨みを聞かせていたり、人事部に頭を下げていたりしてくれています。
「栞ちゃんが嫁入りまで近寄らせないから安心してね。腐った性根の奴に大切な妹を傷付かせやしないわよ。可愛い妹にした仕打ち
後日談:
- 長々とすいません。 読んでくださり有り難うございます。 他にも祖父との不思議なエピソードは絶えませんので別な機会にお話させていただきます。
この怖い話はどうでしたか?
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- すみません、僕頭悪いので読めば読むほどわからなくなり3ページくらいで読むのやめましたあー