
そして、さらに近づく俺。
そして玲子に近づくと何か元気がない。
俺は玲子に
「大丈夫?」
と声をかけると、玲子はしんどそうな顔で
「ねぇ、飲み物とかないよね?」
当時は学校の水道水を飲むのが当たり前の時代だったので、遠足などの行事でなければ水筒を持ち歩くことはなかった。
勿論俺も水筒は持ってきてないが、実は500円玉を持って来ていた。
家に帰ってからまた買いに行くのが面倒だったので、帰り道に本屋で漫画を買おうって思って、こっそりポケットに忍ばせておいたんだが。
俺は玲子を連れて近くの公園のベンチで休ませて、自販機でお茶を買って玲子に渡した。
「貰っていいの?・・ありがとう。」
玲子は嬉しそうにお茶を飲んだ。
暑さで弱っている可愛い女の子が、冷たいお茶を飲んで生き返る光景になぜか嬉しい気持ちになる俺。
俺の金で玲子だけに飲ませるのも変なので、俺も喉渇いたことだしお茶をもう一つ買って飲んだ。
やっぱり暑いなか飲む冷たいお茶は、あり得ないほど美味かった。
そのあと、ベンチに腰掛けながら玲子と話す俺。
「私、学校の水って飲めなくて。」
「分かる!微妙な味がするよね。」
「それに、今日はおばちゃんちに帰ることになってるの。」
「そうなんだ。」
だから普段見かけない玲子がここにいた訳か。
俺は玲子をまた見ると、可愛い顔に笑顔が戻った玲子と色っぽいワンピース姿、小さな胸の膨らみ・・俺は可愛い玲子に見惚れていた。
そのあと、俺は玲子としばらく話していた。
相変わらず可愛い玲子。
そして俺は玲子と話しながら、おばちゃんの家まで送っていくことにした。
おばちゃんの家までは割と距離があるようだが、俺と玲子の距離は少しずつ縮んでいった。
夏の蝉の声が聞こえる田舎道、眩しい木漏れ日が差す林、小川のせせらぎなどの間を、同級生の美少女と歩いて最高の気分だった。
そして、玲子のおばちゃんの家に着いた。
ここでお別れかなと思っていると、玲子のおばさんではなくおばあちゃんって感じの高齢女性が
「おや、お友達を連れてきたのかい?」
おばあちゃんは俺のことを歓迎してくれた。
扇風機の回る居間で玲子と談笑する俺。
とても帰ると言える雰囲気ではなかった。
しばらくすると、おばあちゃんは畑仕事か何かで外に出ていった。
おばあちゃんが出ていくと、さらに俺に近づく玲子。
玲子は赤いワンピースと綺麗な肌、そしておろした黒髪の可愛い顔を近づけた。
思わずドキドキする俺に玲子は
「ねぇ、今日私のことチラチラ見てたでしょ?」
「あ、うん。」
後日談:
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