
長編
白蛇児
匿名 4日前
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大型家具店に来ていた。
屋上の駐車場に自家用車を停め、店内に入る。
「ねえ、あなた。この食器棚なんて、素敵じゃない?」
「白と黒、どっちがいいかな?」
「私なら、断然、白!」
「ねえ、あなたはどう思う?」
穏やかに眠る一歳にも満たない我が子を腕に抱きながら、妻は穏やかとは無縁のエネルギッシュな気合を抱いて、お気に入りの家具を探している。
「はいはい、お前に任せるよ。」
そう笑って、俺は笑いながら店の外に出る。
妻の買い物に付き合っていて、頭と目が疲れたのだ。休憩である。
俺は店の正面ドア付近にある自動販売機で缶コーヒーを購入した。
…ふと、俺は外に目をやる。
白いものが散らついていた。雪である。今年何度目かの。
俺は特に深く考える事も無く、正面ドアから店の外に出る。
空を見上げれば、灰色の曇り空から純白の白雪が舞っていた。
缶コーヒーの仄かな熱が、手に心地良い温もりを与える。
…その時。
空を仰ぎ見、白雪が街に舞い落ちる光景を眺めている俺の視界に、妙なものが飛び込んできた。
人、である。
コートを着た男性が、店の屋上に立っている。
だが妙なのは、その男性の、格好ではない。
妙なのは、男性が立っている場所、である。
その男性は、屋上のフェンスのこちら側…屋上の端に立っていた。
一歩でも、いや、ほんの僅かでも片脚を前に出せば、その身は重力に任せて真っ直ぐに地面に墜ちる、
そんな場所に、男性は立っていた。
屋上の男性の姿に気付いた他の人間数人がざわめき立ちながら屋上を指差してる。
その時。
男性が、両の腕を、自身の正面に突き出した。
いや、
突き出したというよりも、
引っ張り出された。見えない何かに。
そう表現したほうがしっくりくる動作だった。
そのまま男性はバランスを崩す。
引力の法則に逆らえる筈も無く、
男性の身体が、堕ちる。真っ直ぐに。頭から。雪掻きで固められた真下の雪山に向かって。
ズボン!!
男性の身体が、高さ1m程の雪山に墜ちた。
頭から堕ちた逆さまの男性の身体が、胸の辺りまで雪にめり込む。
その光景に、俺は息を飲んだ。
だが。…数秒の後。
メキ…
頭から埋まる男性の身体が、雪山に、さらに埋まった。
いや。雪山に『引き摺り込まれた』。頭から。逆さまに。
ゆっくりと、飲み込まれるように。
メキャ…
男性の身体が、腹まで埋
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- うーん駄作モンチ
- 怖いです‼️ あと、こうゆう都市伝説系おもしろくてすき❤️MIU☆
- あまりにも抒情的で書き手が自分に酔いしれてる 中身が薄いのに無駄に長い菜々氏
- エンジンスターターって、リモコンスターターの事でしょ。思い込みで発言すると自分に返ってくるよ。 小説家にでもなりたいのかね?文章はラノベ風のおさむいのよりは読み易いけど他のサイトに投稿した方が良いのでは? あくまで本怖なんだし。 あとね、大陸が繋がってる時代にアジア圏には猿人すら居ないよ?龍とか蛇とか神とか誰が言ってんの?設定ぐずぐずだね。魔除
- 長過ぎ、時間の無駄
- 女は、言った わたしの狂ってる脳ミソをお食べ消極ピエロ
- 書き方が……襷
- こういうのお寒いのは世にも奇妙な〜にでも投稿したら?
- はいはい、こわいこわい
- 長い。匿名