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長編

白蛇児

匿名 4日前
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だが、襟首を掴まれたまま、ユガミは表情を変えない。 「君。よく考えてくれ。これで、君も君の家族も助かったんだ。もう白蛇児に怯えることはない。しかも、祈りに一生を捧げる必要もなくなったんだ。これで、君は家族と再び暮らせる。万々歳の結果じゃないのかね?」 …悔しいが、その通りだった。 俺はユガミから手を離すと、地面に膝を付く。 憤りを持って行く場所を失い、だが家族と再び暮らせる喜びと、その二つの感情に身を震わせながら、俺は、泣いた。 … … … … … … … … … … … … … … 家族が帰ってきた。 我が家に。 妻の明るい笑顔が眩しい。 幼い息子の泣き顔が心地いい。 俺の宝物。一生の宝物。 俺は、それを、取り戻した。 そう。俺は、一人じゃない。 … … … … … … … … … … … … … … … 艱難辛苦の果て、白蛇児から解放された俺たち家族は、旅行に出掛けた。 楽しかった。 ところが、その旅先で、 俺と家族は、事故にあった。 旅行先の、海の見える岬から、転落したのだ。 だが、海へ落下したことと救助の速さが幸いし、俺は助かった。 …しかし、妻と息子は、違った。 崖下の岩に直撃した妻と息子は、即死だった。 落下の衝撃による損傷と長時間海水に晒された遺体は、無残な姿だったそうだ。 一週間ほど意識を失っていた俺が目覚めた時。 すでに家族の遺体は、荼毘に付され、灰と遺骨となっていた。 … … … 事故が起こった時。俺は、意識を失っていた。 いや。意思を失っていた。 意思を、違う誰かに奪われていた。 誰に? 当然。白蛇児に。白蛇児だった、何かに。 だが、微かな記憶の中。俺は覚えている。 幼い我が子を抱える妻の手を引き摺りながら、崖に向かう、自分自身を。 そして、俺自身の手を、小さな白い手が引き摺る悍ましい光景を。 …俺が、家族を、殺したんだ。 … … … … … … 俺はユガミのいる研究室のドアを勢い良く、憤りを込めて叩くように開く。 「一体どうなってるんだ!! 白蛇児は、滅ぼしたんじゃなかったのか!!」 ユガミが顔を曇らせる。 「解らない。確かに、白蛇児は殺したんだ。」 「じゃあ、じゃあなんで、俺の家族は死んだんだ!」 「解らない。何かが、間違っていたんだろうが

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  • うーん駄作
    モンチ
  • 怖いです‼️ あと、こうゆう都市伝説系おもしろくてすき❤️
    MIU☆
  • あまりにも抒情的で書き手が自分に酔いしれてる 中身が薄いのに無駄に長い
    菜々氏
  • エンジンスターターって、リモコンスターターの事でしょ。思い込みで発言すると自分に返ってくるよ。 小説家にでもなりたいのかね?文章はラノベ風のおさむいのよりは読み易いけど他のサイトに投稿した方が良いのでは? あくまで本怖なんだし。 あとね、大陸が繋がってる時代にアジア圏には猿人すら居ないよ?龍とか蛇とか神とか誰が言ってんの?設定ぐずぐずだね。
    魔除
  • 長過ぎ、時間の無駄
  • 女は、言った わたしの狂ってる脳ミソをお食べ
    消極ピエロ
  • 書き方が……
  • こういうのお寒いのは世にも奇妙な〜にでも投稿したら?
  • はいはい、こわいこわい
  • 長い。
    匿名
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