
長編
白蛇児
匿名 4日前
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…。」
精気のないユガミの言葉に、俺は怒声をぶつける。
「確かに俺は見たんだ! 俺に手を掴んで引き摺る、小さな白い手を!」
ユガミの顔色が変わる。
「手? お前が今まで見ていた白蛇児は、手が生えているのか?」
「は?」
ユガミの意外な一言。
「あ、ああ。そうだ。」
そう言って、俺は俺が今まで見ていた白蛇児の姿を説明する。
上半身が幼児の、下半身が蛇の、そのおぞましい姿を。
ユガミの質問が続く。
「お前の夢で、鷲が殺した蛇は、どんな蛇だった?」
「えっと…巨大な白蛇だ。一番最初に見た姿だ。
…そうだ。俺が今まで見ていた白蛇児は、最初は巨大な蛇だった。だがそこに、子供の目が増えて…、手が増えて…、最後は、子供を口から生やしていた。」
「だが、神鷲が屠ったのは、巨大ではあるが、ただに白蛇だった…。」
「ああ。その通りだ。」
ユガミは、暫く考え込む。そして、
「伝承に伝わる白蛇児は、滅びた。だが、違ったんだ。俺は大きな勘違いをしていた。」
「は?」
「白蛇児の中に、もう一体、何かがいたんだ。白蛇児本体は滅びたが、そいつは滅びていない。…まだ、終わっていない。」
「どういうことだ?」
「白蛇児に、何か他の、例えば他の怨霊が混ざっていたんだ。過程や原因は解らない。だが、本体たる白蛇児が朽ちた時、そのもう一つの怨霊は、白蛇児の力、神の如き祟りの力を奪ったんだ。だからまだ、存在できる。お前たち家族に災禍をもたらす力をそのままに!」
俺は、蛇と一体化してい白い子供の姿を思い出す。
「まさに、祟りと怨霊のハイブリッド…。」
あの姿は、白蛇児の力を奪おうとしてる過程の姿だったのか…。
蛇の口から伸びる白い幼児。あれは、まさしく『脱皮』だったのだ。
…
…
その時。研究室の隅が、陽炎の如く揺らめいた。
俺とユガミの心拍数が上がる。
そこには、
力無いただの皮の塊とかした白蛇児だった残骸から、今まさに両の足を抜きとる、
かつては白蛇児だった、白い幼子が、いた。
成長のために、蛇の皮を棄てる。それが脱皮。それを、今目の前に白い幼子が行っている。
幼子の下半身は、血液か体液か、またはそれらのどれでもないものかでぬらりと濡れている。潰れた蛇の皮が、幼子の後方でだらしなく潰れている。
俺は酷い眩暈と吐き気に襲われた。
俺の隣では、白蛇児を始めて目の辺りにしたユガミが、目を充血
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- うーん駄作モンチ
- 怖いです‼️ あと、こうゆう都市伝説系おもしろくてすき❤️MIU☆
- あまりにも抒情的で書き手が自分に酔いしれてる 中身が薄いのに無駄に長い菜々氏
- エンジンスターターって、リモコンスターターの事でしょ。思い込みで発言すると自分に返ってくるよ。 小説家にでもなりたいのかね?文章はラノベ風のおさむいのよりは読み易いけど他のサイトに投稿した方が良いのでは? あくまで本怖なんだし。 あとね、大陸が繋がってる時代にアジア圏には猿人すら居ないよ?龍とか蛇とか神とか誰が言ってんの?設定ぐずぐずだね。魔除
- 長過ぎ、時間の無駄
- 女は、言った わたしの狂ってる脳ミソをお食べ消極ピエロ
- 書き方が……襷
- こういうのお寒いのは世にも奇妙な〜にでも投稿したら?
- はいはい、こわいこわい
- 長い。匿名