
長編
魔女
匿名 2023年8月27日
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専門学生時代、夏休みも終わる頃、その日は深夜の2時過ぎくらいまで起きてて、眠くなったので寝る時にいつも聞くasmrを聞きながら寝ることにした。俺は寝付くのが遅いので多分3時くらいに寝ついたと思う。遅く寝たのもあって疲労がピークだったと思う。俺は久々に夢を見た。高校時代野球をして帰った時は決まって夢を見たので、疲労がすごい日はほぼ確実に夢を見る体質になってしまった。
夢の中で俺はアンという少女になっていた。アンは茶髪のベリーショートの女の子だった。昔は赤い長髪だったらしいがとある理由によりそうなったらしい。
夢の中では視点がアンになったり、第三者視点になってアンの姿とアンの部屋を見ることができた。
第三者視点の時なんとなくだけどアンとアンの部屋に違和感があった。部屋の雰囲気がアンとあまりにも合わないなと思った。部屋の感じは北欧?の女の子の部屋って感じがした。夢の中だから俺の頭の中で部屋のイメージが決まるんだと思うんだけど、その部屋とアンの髪型があまりにも雰囲気が合わないなとその時思った。もしアンが部屋の雰囲気と合うとしたら元の赤い長髪が合うんじゃないかな?となんとなく感じた。でも何で髪型を変えたんだろう?しかも髪型だけでなく色まで?でもそれはすぐわかることになる。
アンが住んでいる地域には「魔女」が存在すると言われているらしい、アンは過去にその魔女に気に入れられていたのか、しつこく何度も何度も襲われていたらしい、そのことがあり、アンの母親が魔女にアンとわからなくなるように、長髪だった髪をベリーショートにして、赤かった髪も茶色に染めたらしい。髪型を変えて以来アンは魔女に襲われなくなった。
だがある日の夜アンは再び魔女に襲われることになる。ここからは俺の視点がアンになる。俺はアンが寝るベットの上にいた。そして、寝る前の俺と同じようにベッドに仰向けになりながらまぶたを閉じていた、まぶたを閉じてたけれど右側から異様な気配がした、最初は気のせいだと思ったけど、全身が痺れてきたり、何かの下敷きになったかのようにベットに全身が押しつけられる感じがして絶対何かいると感じた。その時直感で魔女かな?って思った、だから魔女にバレないようにすごく薄目で魔女を見た、その時俺はちょっと期待してたんだよね。俺の中の魔女のイメージってめちゃくちゃ美人をイメージしてたから、でもその魔女は全然イメージと違うし、アンやその母親、アンの住んでいる地域の人々が恐る理由がわかった、その魔女は美人どころか化け物だった、格好は魔女っぽいんだけど、かおがかぶっている帽子よりも大きな円盤?月のようでもあった、月のクレーターのようなものが見えた気がするので月の方が表現として合ってるかもしれん。
薄目だったから見間違いかもしれないけど大きな月のような顔に小さな目が沢山あり、アンを頭から食べられそうな大きな口もあった。俺はそれを見て顔怖って思った。顔を見るのが怖いので寝返ったことにしてうつ伏せになろうと思った。だがうつ伏せになるのが全然できない。夢の中で動こうとしたことがある人がいるなら分かるかもしれないが、夢の中って体が思ったように動かないんだよね、まるですごい重力の強い場所で動こうとしてるかのように、まあ俺の場合だけかもしれんけど、でも俺は魔女の顔が怖いので、体が重いけれど何とかうつ伏せになることができた、うつ伏せになるまでおそらく5分から10分程かかったが、魔女は違和感を覚えたり、うつ伏せになるまでに時間がかかりすぎることを不思議がることもなくただじっとアンを見つめていた、うつ伏せになった後も背中に魔女の視線を感じた。
うつ伏せになった後急に視点が第三者してになった視点はアンを見つめる魔女の背後だった
アンの視点の時は薄目だったので魔女をはっきり見れなかったが、魔女の背後だけだが魔女の格好にすごく大きな円盤型の頭がはっきりと見ることができた背後だがとても異形なそれに恐怖しかなかった、魔女を視認した直後三人の少女が出てきた、少女たちが話している内容から推測すると、どうやらこれは魔女の記憶らしい、おそらく魔女が少女たちにゆっくりと近づき少女たちを襲おうとしている場面だろう、だが魔女は少女たちへの歩みを止める、少女たちの中の一人が、魔女に向かってアンのことを話したようだ、話している内容は分からないが、おそらくアンが髪を短くして色も変えたことを喋ってしまったようだ、それを聞き魔女は喜び、少女たちそっちのけでアンの元へ向かった。
ここから再びアンの部屋の第三者視点に戻る、うつ伏せになっていたはずのアンはいつのまにか仰向けになり、魔女は変わらずアンを見つめていたが、アンの右手を手に取った、何をするんだと思ったが、魔女はアンの右手をゆっくりと自分の口に持っていった、魔女が大きな口を開けるととても鋭利で人の腕も食いちぎれるくらいの歯が見えた、魔女はアンを食べる気らしい。何とかしなきゃと思っていたら、アンの右手が動いた、どうやら今のアンの右手は俺が動かせるらしい、俺はもし俺に危害を加えるのならば容赦なく叩き潰す主義なので、動かせる右手で魔女の下顎を思いっきり掴んだ、そして全力で握りつぶした。すると魔女の顎は、砕いたクッキーのようにボロボロと呆気なく崩れ落ちていった。そこで夢から覚めた。朝の5時寝る前と同じように仰向けに寝ていたが、右腕だけは横にまっすぐ伸びていて、右腕だけつっているような痺れているような感覚が残っていた、まるで魔女が自分の顎を砕いた俺の右腕を怨んでいるかのように。 END
後日談:
- その後二度寝をかまそうかと思ったけど、怖い夢を見たので完全に目が覚め、前日コンビニで買ったモンブランを食いながらYouTubeで無断転載のバキを見ました。夏休み最後の思い出(笑) 国語が苦手なので文章が辺なところがあったと思いますが、長文を読んでくださりありがとうございました。
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