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長編

ついてくる……?

たっくん 4日前
怖い 1,030
怖くない 700
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思いながら言われた通りにベランダに向かい、カーテンを開けると 自宅マンションのすぐ下の道…… ちょうど目の前の道に 先程の女性が、 顔を上げて、こちら側を見、ニタァと笑うと大口を開け、ゲラゲラと笑いだしました。 みるみるうちに、口が耳まで裂け、顔の上半分が後側に沿っていき、頭半分が切落ちる直前でフッと姿が消えました。 その後6年間に渡り、私がどこに住んでいても同じ時期になるとその女性が現れ、家路を追いかけてきました。 年々、少しずつ距離を縮めながら… ※ ここからは追記になります。 書かない方が怖いと思うのですが、やはり事実は全て公表した方がいいと思ったので、続きを載せることにしました。 後のお話を知りたい方はどうぞお読み下さい。 高校を卒業後すぐに上京、3年後すぐ実家に帰ることになったのですが、その間も女性の霊は私について来ていたようで毎年現れていました。 しかし、初めに出会ってから6年後の清明祭、墓地の中に新しいお墓が建てられており、私はそのお墓に惹かれるように人混みの中へ近付きました。 「まだ若かったのに…」 そう言って黒い着物を着た50代くらいの女性はお墓に手を合わせながら泣いていました。 左右にある花瓶にはテッポウユリの花と黄色い菊が風に揺れている。 女性は膝の上に置いていた写真立てを両手でそっと持ち上げ、そのまま抱きしめた。 そして立ち上がり、こちらを向いて私に言った 「あなた…〇〇のお友達?」 「…いいえ……ただ、気になったので…すみません、覗いてしまって…う、わ!うわぁ!」 私は慌ててお辞儀をしてその場を立ち去ろうとしたのですが、足がうまく動かなく、 ド派手に転んでしまいました。 「大丈夫?」 「ド派手に転んだなぁ(笑)」 「女の子は腰、大事にしないとだぞー(笑)」 おばさん(50代の女性)含め、周りの親戚だろう人達も苦笑しながら、でも心配そうな顔で私を助け起こしてくれました。 「すみません、ありがとうございます!大丈夫です!」 私は恥ずかしい気持ちと痛さを堪えながらおばさんの手をとり、立ち上がりました。 その時に、おばさんのもう片方の手の中にある写真立てが見えました。 「……その人…」 そう、写真に写っている人は6年間の間、私を追いかけ回していた女性でした。 「この写真?……私の娘なの…」 おばさんはそこで知り合いでもなんでもない私に

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  • ほん怖やんけ
    とー
  • ちょっと涙出る良い話だった
    名無しさん
  • 怖い話にはよく恐ろしい姿で登場する霊が出てきて悪意のあるように今までは思っていましたが、全てがそういうわけじゃないんだなと思いました。 何かを伝えるために色んな姿で現れているのかもですね。 良い話でした。
    さき
  • どういう心境で彼女が追いかけてたのかはわからないけど、心根のいい優しい人だったんだな、と心がじんとなった 真実を投稿者さんが知ることになったのも巡り合わせだと思うし、これからの人生への教訓というか、餞だったのかとも思う
    ぱぴこ
  • どこか怖いですか。
    村松智代
  • めっちゃいい話だった
  • いい話ですね、そして良い霊でよかったですね‥!
    ほたる
  • ええ話や
    たま
  • 霊って、普通の人間のような見た目で、生きているのと違うとこって雰囲気くらいだから… お疲れ様でした!
    みっち
  • もえさんへ つけられてる間、ずっと生きてる人だと思っていたので、霊だとわかった瞬間に少し安心しました(笑)
    sora
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