
一緒に。。。。
これは小学1年生の頃の話。
長い話になります。。。
当時の視覚や風景を文章にするのが難しいので
うまく伝わればいいけど。。。
私は当時両親が共働きだった事もあり、伯母の家に預けられる事がしばしばあった。
私はこの伯母の家に行くのが嫌だった。
理由は2つ
1つ目は、もの凄く田舎で娯楽が無かった事。
もう1つはすぐ近くのお屋敷?日本家屋?が不気味で怖かった事だ。
その家は立派な塀に囲まれており、物凄く大きな門もある。大きなお寺の塀と門を想像してもらえると近いと思う。
(実際当時は、大きなお寺と思っていた位の広さだった。)
伯母の家は、車が通れない細道の奥のへんぴな場所にあり、駐車場がそこそこ離れていたので、駐車場から歩く必要があった。
その際、立派なそのお屋敷の塀づたいに歩く事になる。
塀を右手側に少し歩くと、
途中大きな門がある。
その門の中はどんななってるのかな??
と右目でチラ見しながら当時は伯母宅へ
駐車場から細道を歩いて通っていた。
また、その細道はとにかく幅が狭かった。
大人2人幅位か??
本当に狭いので、必然塀と門も真横で近い。
真横の大きな古い塀と門というのが子供心に何となく変な圧迫感があり怖かったんだと思う。
とはいえ今思えばただの物凄く大きな日本家屋なだけなのだが。
本題に戻る。
その立派なお屋敷には私と同じ歳の男の子がいた。
家族構成はわからないのだが、お屋敷の古さからすると、家主のお孫さんだと思う。
この子と友達になり、伯母宅に預けられた時は必ず遊ぶようになった。
預けられ先の唯一の楽しい時間だった。。。
ただ、子供だった私は、門より中まで入ると、もう出てこれなくなる気がして怖かったんだ。。。
なので、その大きな門の下でいつもその子と遊んでいた。
瓦屋根もあり、2段位の小さな階段に、広場の様に
なっている石畳みの軒下。
その石畳みにビニールシートを敷いたりして。
小さな子供2人にとっては、じゅうぶんなスペースがある立派な門だったのを覚えている。
ただの軒下なのだが、秘密基地のような感覚で
好きだった。。。
その子のおじいちゃん??がそこにお菓子とかおもちゃとか運んできてくれたりしてたな。。。
そんな日々を過ごしていたある日だった。
そのお屋敷が全焼した。
ご家族全員焼死。
私とその子が友達だったからか、
親からその話を聞いて知ったと思う。
詳細は覚えていないが、建物は完全に焼け落ちる程の火事だった。
ただ、当時の私でも何となく不幸があったのは
わかった。。。。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(1件)
コメントはまだありません。