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長編
真夜中の訪問者
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真夜中の訪問者

2024年4月25日
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【真夜中の訪問者】

それはある日、突然のことだった。

———ドンドンドンドンドン!!

草木も眠る真夜中。

私はその突然の轟音によって眠りから叩き起こされた。

枕元に置いてあった携帯を掴んで画面を開くと、そこには02時23分と表示されている。一体、こんな真夜中になんだというのか。

どうやら、隣に煩い住人でも越してきたようだ。いくらマンションとはいえ、築30年にもなるこの物件は壁も薄く、防音に関してはお世辞にも整っているとは言えなかった。

仕事で不在の日中や夕方ならともかく、こんな時間帯に毎日のように煩くされたんじゃ堪ったもんじゃない。

明日以降も続くようならクレームでもいれようと、眠い瞼を擦りながら大きく欠伸をする。

それにしても、さっきのアレは一体何だったのだろうか……。静まり返った暗闇の中でボンヤリと壁を見つめながら、先程聞いた音のことを思い返す。

激しく壁を叩いていたように聞こえたが、なにせ直前まで寝ていたのだからよくわからない。とにかく、凄まじい音だったことだけは確かだ。

連日の残業と寝不足でクタクタだった私が、その音で飛び起きたくらいなのだから。

(頼むから、もう音は立てないでよね……)

疲れの取れきれていない身体をもう一度ベッドへと沈めると、私はそのまま深く考えることもなく眠りについた。

——その翌日。

残業を終えて深夜に帰宅した私がやっと眠りについた頃、再びあの轟音によって叩き起こされた。

携帯で時刻を確認してみると、昨日と全く同じ02時23分を表示している。ただ一つ昨日と違ったことは、その音が再び私の部屋で鳴り響いたことだ。

———ドンドンドンドンドン!!

———!!

あまりの音量にビクリと身体を跳ねさせた私は、手元の携帯をギュッと握りしめた。

先程までと違って起きている時に鳴り響いたことで、確かな所在を突き止めることができた。けれど、その事実が私を震えさせた。

「壁じゃ、ない……」

間違いなく、その音は玄関の方から聞こえたのだ。

これが日中の話しなら、煩い音に顔をしかめるだけで済んだのかもしれない。けれど、今の時刻は真夜中の2時過ぎなのだ。

私には、こんな時間に訪ねてくるような知人に心当たりはない。とすれば、まず真っ先に浮かんだのは強盗だった。

けれど、よくよく考えてみれば、強盗がわざわざ音を出してそこにいる住人を叩き起こすわけがない。

(もしかして……、隣の人?)

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はじめまして、よろしくお願いします。

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