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【真夜中の訪問者】 それはある日、突然のことだった。 ———ドンドンドンドンドン!! 草木も眠る真夜中。 私はその突然の轟音によって眠りから叩き起こされた。 枕元に置いてあった携帯を掴んで画面を開くと、そこには02時23分と表示されている。一体、こんな真夜中になん...
Aさんが暗闇の河口で夜釣りをしていた時のこと。 突然の雷雨になり、遮蔽物のない河川敷で釣りを続けるかどうしようか惑い、一緒に釣りをしていた仲間のYさんの方を振り返ると、数発の稲光が走って辺りが昼間のように照らされたそうです。 あまりの明るさと、直後の轟音にこれはアカンと思ったAさん...
小学生の頃に体験した話です。 私の住んでいたところには、近くにちょっとした山があり、友達とよく探検に行っていました。 親にはあまりそこの山には行くなと言われてましたが 言いつけを守らず楽しんでいました。 いつも通る道を抜け、山の峠から自分の住んでいる街を見たり ある時はきれいな夕焼けを見た...
俺は今、追いかけられている。 出口など無いであろう迷路のような建物の中で、俺は必死で逃げる。 この屋内も薄暗いが、それよりも更に暗い、まさに闇そのものと言える『黒い太陽』に俺は追いかけられている。 「はぁ、はぁ。ちくしょー!」 あまりの怖さに、自然と涙が溢れてきた。 「何なんだよアイ...
今から20数年前の話し。 その当時、私の住んでいる街には大きな廃病院がありました。小学生の頃、親戚の叔父が1年間入院していたので院内の間取りは把握していました。廃病院になってからは幽霊が出る。と言う事で沢山の人達が見物入院来ていました。私も若気の至りで友人と行っていました。間取りを熟知していた...
主婦のTさんが買い物から帰り、台所で夕飯の準備をしているときだった。 二階からドンドンと物音がし、つづいて若い女の声が廊下の階段越しに聞こえてきた。 「きゃはははっ、なにそれマジウケるううう!」 娘の友達だろうか、と思った。しかし内気な性格の娘が連れてくるにしては、少し賑やかな子だなとも...
このお話は私が19才のお盆の時期に体験した不思議な出来事です。 母方の祖母は山菜おこわ(私達はふかしと呼んでいます。)を何時も作るとある場所へお供えに行きます。 それは、祖母の家の実家にある竹林の手前にある祠でした。 「ここはね、井戸もあるし防空壕もあるから絶対に行ってはいけないよ?危ないか...
突然だが、僕は電話が苦手だ。 それは電話が面倒だとか、メールの方が楽だとかそういうことではない。 電話が掛かってくる度にぎゅうと心臓が掴まれたようになる。 とある夏休み。 僕、丸井、高島、伊勢、天満の五人。 いつものメンバーで、いつもの通り僕たちはヒマを持て余していた。 夏のコンビニの光...
宮古島に巨大な台風が近づいてきていた。 スーパー台風314号マエミーである。 これは親戚から聞いた話である。 台風が近づいて来ていたので、何時もの様に台風対策をしていた。 外にある小物や鉢等、飛びそうな物は家の中へ入れた。 対策を終えて家で待機。暴風域へ入った後何時もの様に過ぎ去ると思っていた...
これは俺が体験、と言うよりは夢で見た話です。 初めに俺自身の話をさせてください。 俺は感受性が人一倍高いのか分かりませんが、周りで起きた出来事や見た物が似通ったまま、夢の中に反映される事が度々あります。 これは子供の頃からずっとです。 例えば戦争映画を見たり、FPSゲームをやってから寝...
私が生まれて中学生くらいまで過ごした地元はのどかだといえば聞こえはいいけどコンビニとか小さなスーパーとか昔ながらの商店街くらいしかない田舎な町だった。 そんな町でも楽しく過ごしやすかったけどやっぱり田舎が嫌でそんな時に運が良いというか母の仕事が転勤になり母と町を離れた。 これは私が町を離れる...
新雪をいの一番で踏みしめる――。厳冬期登山の魅力はこれに尽きる。確かに白銀一色の景色は美しいし、厳しい気候もスパイスにはなる。だが所詮、そうした事柄は枝葉末節にすぎない。処女雪を独占できるか否か。これが冬期登山の醍醐味を味わう分水嶺になるのだ。 山屋でないまともな一般人には信じがたいだろ...