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犬男⑤(犬のエサ皿で食べさせられる惨めな男)

ずっと首輪をされている彼氏はぐったりしていた。
少しお腹がすいた頃、
「ご飯にするけど、騒いだり抵抗したりしないって約束できるなら食べさせてあげるけど、いい?」
と聞くと、彼氏は必死に首を縦に振った。
そして私は彼氏のご飯を用意して床においた。
「ご飯だよー」
というと、彼氏はブルブルと震えた。
それもそのはず。
彼氏の夕飯は犬の食器に盛り付けられていた。
ご飯に鰹節がかかっていてねこまんまを想像させる。
さらに一緒に乗せてある具がドッグフードにも見えるものだった。
「大丈夫だよー。これでも普通のご飯なんだから。」
私が言っても、彼氏はブルブルと涙目になっていた。
なお、彼氏に持って行ったのはドッグフードなどではなく、普通の人間用のご飯だった。
ただ、意図的にペットの餌に見えるようにしたってのはあるが。
彼氏は懇願する様に私を見ていたので、
「じゃあいらないね!」
というと、何も食べれないよりはマシだと思ったのか彼氏は観念した。
そして彼氏に犬喰いさせた。
ガツガツと犬のように食べる姿は卑しい彼氏にお似合いだったww
食べ終わると彼氏はまた涙目になり
「頼むから、もう許して!」
と言ったが、私はまたもニコニコと
「許してよりも先に言うことがあるでしょ。」
と言うと彼氏は、
「あ、うん。ごめんなさい・・」
だが私は容赦なく
「今言っても意味ないよね。私が言わせたんだから。」
彼氏はそのあとも部屋で飼われていた。
夜になると、私は当然ベッド、彼氏は床の上でタオルケットをかけて雑魚寝させた。
彼氏は不安なまま、一晩中暗闇の中で悶えていることになる。
私はそのことを想像してニヤニヤしていた。
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