
短編
『拝啓、貴方へ
匿名 3日前
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『拝啓、貴方へ
貴方はお元気ですよね。
それでなければこの手紙を読めているはずはありません。
私は間に合いませんでした。
いえ、信じなくて 逃げませんでした。
私はこんな状態になってしまいました。
この手紙を拾ってくれた、
貴方はとてもいい人だ。
だからこそ貴方に迷惑をかけたくないが、
申し訳ありません。
長々と書いている暇はありません。
女の人が来たら直ぐに逃げてください。
追いかけて来ますが、
逃げてください。
追いつかれては
いけないのです。
頑張って、逃げ切ってください。』
手紙はここで終わっていた。
後ろを向くと、大きな鎌を持った女が俺に近づいてきてる。
俺は全速力で逃げた。
いつの間にか手紙を落としていた。
『拝啓、貴方へ
俺は頑張って逃げましたが、
無駄でした。
きっとこの手紙を読んだ時点で
もう駄目なんでしょう。』
後日談:
- 元気な人しか読めないはずの手紙なのに、 追いつかれているんですね。 僕はきっと直ぐ捕まるんだろうな〜:;(∩´﹏`∩);:
この怖い話はどうでしたか?
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- なんだか不幸の手紙とかチェーンメールを彷彿とさせますね 読んでいてハラハラしました 逃げている途中で落としてしまった手紙を誰かが拾って読んだら……また同じ悲劇が繰り返されるのかと想像したらゾッとしますうみゅ
- これは怖い!おとうふ太郎