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長編

女子寮

匿名 6日前
怖い 710
怖くない 626
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きの話の続きを思い出した。 エレベーターの中から、髪の長い女が出てきて、エレベーターの中に引きずりこまれる。   (まさか! あんなの作り話じゃない)   しかし不安は雪だるまのように、少しずつ大きくなっていく。 エレベーターは二階を通り過ぎた。 そして三階に…。   「きゃあっ!」   下から上へと上がっていったエレベーター。 私は確かに見た。エレベーターは無人ではなく、黒いワンピースを着た髪の長い女が乗っていた。顔は髪の毛に隠れて見えなかった。   しかし私は、エレベーターに引きずりこまれることはなかった。エレベーターは四階に行ったのだ。 恐怖心があったが、管理人として確認の為、四階に向かう必要がある。   (え…?)   身体が動かない。腰を抜かしてしまったのだろうか。 私は、エレベーターの前でマネキンのように同じ体勢で硬直してしまった。   再び機械音が聞こえた。下を指す矢印のランプが白く光った。   (降りてくる!)   私は、逃げ出したかったが身体が動かない。   ーポーンー   エレベーターが三階で止まった。 私の目の前で、止まった。 中には、いた。 今度は顔が見える。目を見開いて、口をパクパクさせている、さっきの女だ。 冷や汗が滲み出てきたのが分かった。鳥肌が腕いっぱいに広がる。   (動いて、動いて、動いて!)   私は必死に心の中で叫んだ。 そしてドアが開く直前で、片足が動いた。ガタガタ震えていたが、大丈夫だ。 そのまま後ろを振り向いて走り出した。 背後でドアが開ききった音がして、次いで声が聞こえた。   「待ってえ! 待ってええ!」   廊下に不気味な声が響いた。 私は振り向かず走った。このままでは確実にヤバいと悟ったからだ。 このまま寮の端の非常階段から下に降りようと考え、とにかく走った。 後ろからは確実に、私を呼ぶ声が響いた。 あと少しで階段というとき、手前のドアが勢いよく開いた。   「助けてえっ!」   私は絞り出すように叫んで、中に逃げ込んだ。急いでドアの鍵を閉め、チェーンをかけた。 その瞬間、   ードンドンドン! ドン、ドンドン!ー   ドアを叩く音が部屋に広がった。 私はドアを見つめつつ、後ずさりした。    「開けてえ! 開けてえ!」   女のけたたましい声が聞こえる。 ドアから少しずつ、室内の奥へ後ずさりした。微かに、鉄のような臭いが鼻をついた。   「大丈夫ですか? 外

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  • エレベーターの女性は被害者で、男の人は侵入者ってやつですか。前フリの事件の犯人っていう
    さとる
  • 怖いね。 この話ハナから霊なんていないよね⁉︎ やはり生身の人間怖し
    とも
  • 事件
    とも
  • 続き…あるよね? どこ? どこにあるの?
    オカルト好き
  • この続きは?
  • 変な終わり方だな…
    _
  • 女子寮なのに男性 本当に怖いのは人間ですね
    パンダさん
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