
中編
森で見たもの
匿名 2022年9月27日
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まだ母が彼氏とその彼氏の娘(子供)と私の4人でつるんでいた時の話。
1日目
朝からとあるリゾート地で遊んでいました。
迷路もあり、魚も釣れ、BBQもでき、宿泊もできる。
色々遊び場があってその日は、全部はまわりきれませんでした。
こんなに広くて色々あるわりには、人が少なかったことが不思議でした。
釣った魚は小さいものばかりでしたが
死んでいく虚しさとつれた時の喜びで貴重な体験ができてとても楽しかったです。
夕方になり、森に囲まれたコテージに移動した時、なぜか胸がざわついたんです。
私も母も霊感持ちで
私は今までそばにいると感じたことはあっても見たことはありませんでした。
母はよく見えているようで、その時は彼氏と子供に不安をあたえないよう気にしないでおこうと思っていたようです。
時間になったら決められた場所でBBQをし、またコテージに戻りました。
このコテージは真ん中の玄関から入って
右がベット2つの寝室
真ん中が通路
真ん中奥が洗面所+お風呂
左に広い部屋
彼氏の娘と少し寝室で遊び
あきたのか2人のいる部屋に行ってくれました。
22:00ぐらい
やっと1人になれてホッとしてたんです。長い1日が終わるって。
その娘を嫌いではなかったのですが
子供といるとやっぱ疲れますね。
右の寝室で1人ベットで横になりつつ、怖い話のアプリを見てゆっくりしていて
母、彼氏、その娘の3人は左の大部屋にいました。
ここで余計な事をせずにすぐに寝ればよかったのかもしれません。
コンコン。
コンコン。
コンコンと。
私の寝ていた方の窓を叩く音がした。
最初は気のせいか近隣のコテージの人達のイタズラだと無視していたが。
次はもっと強く
コンコンがダンっダンっ!
ダダダンっ、、、
え? マジか、、、
ダンっ ダンっ!
勇気をふりしぼりカーテンめくった瞬間
白いワンピース、長い黒髪の女性が窓にへばりついている。
顔は鬼のような形相で睨みつけており
身長は高い。
見た時、この世のものではない。と
感じた。
ここにいたら、ヤバいっ
コレをこれ以上見てはいけない
寝室を飛び出した。
3人のいる部屋にかけこみ
わけを話して一緒に寝ることにした。
その間も女性は、コテージのまわりをぐるぐるまわっている。
時々聞こえる奇怪な音を聞かないようにし、母を見、ふるえながら
いつの間にか寝ていたらしい。
2日目
朝起きたら女性はいなくなっていた。
予定通り、気をとりなおし海に行く。
いい天気でよかったと思いつつ
母は浜辺で
彼氏、娘、私は海に。
何回か泳ぎ、浜に上がって休むを繰り返す
私達が泳いでいる時に彼氏の数珠ブレスレットがはじけとんだ。
それを聞いてもその時は、ふーんぐらいにしか思わなかった。
私1人だけ泳ぎに海へ
足のとどかない深い所まで流れていたみたいで
足届かない、戻らなきゃ
そう思いながら海の中へ
一瞬溺れました。
浜に戻ると彼氏と娘に溺れていたねと笑われたが
私も母も無言で青ざめていた。
言えるはずもないし、信じてもらえないだろう
誰かに海の中で足を引っ張られたなんて
その話を母にすると
あの女性はやばかったね。
海まで彼氏にくっついてきていたんだよと話してくれました。
あの女性のような人は、コテージに戻ったのか、海に流れたのか
1人で窓を見る度に思い出します。
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