
短編
友達?
匿名 2日前
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僕が小2の頃に体験したお話です。当時は何故か深夜に起きてしまうことが多く、その日も深夜の一時過ぎくらいに目が覚めました。怖かったので弟を起こし、テレビを見ていたのですが、お父さんに見つかり案の定「寝なさい」と言われてしまいました。仕方なく寝ることにしたのですが何故かリビングのソファーで寝る事にしました。恐らくですがお父さんが寝たのを確認した後にまたテレビを見ようと考えていたのでしょう。
電気を消してお父さんが寝むった頃合いを見計らってテレビのリモコンに手を伸ばそうとしたその時、玄関の方から「ガチャリ」という音が…その音を聞いた瞬間僕はすぐに手を引っ込め息を殺しました。足音は聞こえなかったのですが、何となく人の気配はしていました。僕は冷や汗をかきながらずっと固まっていました。そうしていること10分、いつのまにか寝てしまったのか朝になっていました。
数日後、仲の良い友達にその話をすると「それ俺かも」と言いました。詳しく聞くと、僕と同じように深夜に起きてしまって親から締め出しを食らい、僕の家まで来てドアを開けたそうです。僕はな〜んだと安心して笑い話をしながらその日は友達と別れました。
数年後、ふとその事思い出し懐かしんでいたのですが話の中におかしな部分がある事に気がつきました。その部分を二つに分けて説明します。
その1 ドアを開ける。
先程話したように玄関の方からした音は友達が締め出されて僕の家まで来てドアを開けた音とありますが、僕はその友達に家の合鍵を渡した覚えはありません。
その二 時間帯
そもそも深夜一時過ぎに小学二年生を締め出すなんておかしいです。それにその友達のご両親はそんな事をする人ではありません。
では玄関のドアを開けたのは誰だったか…引っ越した今となっては真相は謎のままです。
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- 怖いですよこの話!うんこりん