新着 短編
ドアの内側から・・

夢の中で、実家の建物にいる俺。
時刻は夜だった。廊下の電気だけついていて、他の部屋は全部電気が消えていた。
家には俺以外誰もいなかった。
なぜかは分からないが、俺は部屋のドアを閉めて回っていた。2階の母の部屋のドアを閉めて、書斎のドアを閉めて、そして最後に俺の部屋のドアを閉める。
どの部屋にも誰もいないはずだった。
俺の部屋のドアを閉めて階段を降りようとしたところ、
俺の部屋のドアが、
ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!・・
物凄い勢いで内側から叩かれた。
「うわぁ!」
と叫びながら飛び起きる俺。
俺の生まれたときからある実家は、つい先月取り壊して今は更地になっているはずだった。
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