本当にあった怖い話

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中編
おーい
匿名
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おーい

匿名
2022年4月21日
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これは大学生の頃、友人達と海へ遊びに行った時の話です。

尚、以下に出てくる人名は全て仮名です。

その日、僕は友人である田中と佐藤の男3人で、海へと遊びに来ていました。

具体的に何処へ行こうと決めていたわけでもなく、なんとなく海際を車で流して、空いてる砂浜が見つかったら適当に遊ぼうとか。

まぁそんな感じの集まりでした。

「おい、ここいいんじゃねーの?」

「バカ、メチャ混みだろ。もっと空いてるとこがいいよ。」

お互いそんな事を言いながら車を走らせている内に、人の多い海水浴場から少し外れた岩場混じりの砂浜を発見。

沖合でウィンドサーフィンをしている人達がいる他は殆ど人もおらず、如何にも穴場っぽいその雰囲気が気にいった僕たちは、車を止めてそこで遊ぶことにしました。

海に入る前、皆で持ち込んだ浮き輪やフロートマットをシュコシュコと空気入れで膨らませます。

正直、僕はあまり水泳が得意ではなく浮き輪は生命線。その点で言えば、田中も佐藤もどっこいどっこいです。

水遊び自体はなかなか楽しいものでした。

人の居ない海は快適で、天気も快晴。絶好の海水浴日和です。

ビーチボールで遊んだり、フロートマットで水辺を漂ったり。

そうやって海遊びを満喫していると、田中がトイレに行ってくると言い出しました。

「ションベンならそこらですればいいじゃん。」

「うるせ、大だよ大。向こうの海水浴場にトイレあるの見えたから、ちょっとそこまで行ってくるわ。」

田中を見送った後で、僕もなんとなく休憩する気分になり、波打ち際に置いたフロートマットに寝転がりました。

それから10分ほど経ったでしょうか。

マットの上で少しウトウトしていると、海の方から人を呼ぶ声がして、僕は目を覚ましました。

「おーい」

何処から呼んでいるのかと辺りを見渡すと、少し沖合で佐藤らしき人影がこちらに向かって手を振っているのが見えました。

「おーい」

「なんだ?なんかあったのか?」

「おーい」

声を掛けましたが、向こうは聞こえてないのか、こちらに向かって手を振るばかり。

仕方がないので、佐藤のいる沖へ向けてフロートマットを漕ぎ出します。

「おーい」

「お前何やってんだよ。大して泳げないくせに。」

「おーい」

近付きながら声を掛けますが、こちらが何を言っても向こうは「おーい」と繰り返すだけです。

一体何なんだ?と訝しんでところで、僕は気が付きました。

(え?あいつ誰だ?)

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