
中編
幽霊ではなく人怖な体験談
あ 1時間前
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私が25歳くらいの頃介護の仕事をしていてよく仕事仲間と肝試しに行っていた。
まあ基本何にも居ないんだけどそれでも雰囲気を楽しんでた。
そんな中、地元にある廃墟のラブホに行こうと言うことになり予定を合わせてラブホへ向かった。(不法侵入などはとりあえず置いといて)
そこはど田舎と言うこともあるが本当に人が昔来てたのか?ってくらい山の中にあり、ペンションタイプのラブホだった。(各ペンションに駐車場あり)
まず入り口から入れないレベルの草やら枝やらが飛び出してて萎えたけど友達が車を買い換える前と言うこともあり車で突入した。
入り口近くからペンションを開けていき、気味悪いなーとか言いつつも奥へ進んでいった。
そして一番奥のペンションに車が止まっている事に気づき一瞬みんな黙ったが、まあまあ田舎あるあるで廃車の放置車両だろうと私たちは思った。
だが友達の中にもしかしたら自殺じゃね?とか言う奴がいてジャンケンしてその車の中を見に行く事になった。
ジャンケンに負けた私と友人で車に近付いたときいきなり激しくライトがパッシング。
その後クラクションをビーーーーッと鳴らされ、壁にぶつかりながらこちらに突っ込んできた。
私たちはパニックになり友人の車に飛び乗った。
友人も壁にぶつかりながらなんとか脱出。
その時、私たち全員見たのですが車に乗っていたのは目が血走ったおじさん1人。
んで、そのおじさんなんと勤務先のおじいちゃんの義理の息子だった。
デイサービスの為送り迎えの時に何度か会っては居るがいつもと雰囲気が違いすぎる。
まず夜中にそんなところで何をしていたのか。
その日はそのまま帰宅したが休み明けに仕事に行ってびっくり。
そのおじいちゃん亡くなられていました。
死因は不明。
で、私たちは例のラブホの車が止まっていた部屋を開けることに。
まず車が止まっていない事を確認し、1人が入り口で見張り3人で部屋に入った。
まず入って一歩目でカランコロンッ
と音がなり、足元をライトで照らすとゾッとしました。
それはペンション内の床という床全てに缶コーヒーの空き缶が並べられて居ました。もう一本も置くスペースがないレベルです。
なんかもう私たちは人の触れてはいけない何かに触れたような気がして、その場を後にしました。
後からもしかしたらあそこで殺したのか?とか
薬物か?とか議論しましたが、答えが分かるはずもなく諦めました。
2020年8月1日現在、まだそこ
後日談:
- 現在子供も産まれてそんなバカやれないので中は見てないですが建物はそのままあります。
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- 場所がすごい気になる宮崎文夫