本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

中編
殺人犯
殺人犯
中編

殺人犯

2018年7月13日
怖い 540
怖くない 396
chat_bubble 3
13,834 views

雨の降る夜だった。用足しを済ませた俺は腕時計を見て憂鬱になった。もう夜中の11時。天気も悪いし馴れない場所に来ていたためどこか休める場所が欲しかった。カーナビを見ると少し行ったところに集落があった。今日は他にあてもないしそこの集落の人に世話になろう、と思い車を走らせた。村に着いた俺は近くの家のドアをたたいた。すると中からおじいさんと孫と思われる小学生くらいの男の子が出てきた。玄関の側には犬小屋もあって柴犬が一匹眠っていた。

俺「すみません、この雨にやられて道に迷ってしまって。今晩だけ泊めてもらえませんか?」

老人「それはそれはお気の毒に。このようなボロ屋でよろしければどうぞ御上がりください。」

とても心の優しい人で助かった。そんなことを思いながら家に入ろうとした刹那、犬小屋で寝ていた柴犬が突然起きて俺に向かって激しく吠え始めた。

老人「コラ、ハチやめないか!」

おじいさんが叱りつけても吠えるのをやめないハチ。それどころか、今度は子供まで怯えた顔で泣き出したのだ。

老人「どうしたんだテツ?お客人の前だぞ。静かにしないか。」

しかしいっこうに泣き止まないテツ。奥からもう一人、テツの姉と思われる人がテツをなだめて奥の部屋へ連れて行った。その後で俺はおじいさんに茶の間へ案内された。一段落しておじいさんと一服していると、こんな夜中だというのにここの集落はどこか落ち着きのない様子で、さっきから人が往来しているのが窓から見えた。

俺「ずいぶん慌ただしいですね。」

老人「えぇ、実は先ほど警察から連絡がありましてね。ここの村の若い女が何者かに殺されたとかで。」

俺「殺人ですか。」

老人「はい。もう少ししたら警察が来るんです。その時のために今皆して対応をね。」

自分の泊まっている村で殺人の被害に合った人がいるとは思ってもいなかった。警察が来ればより一層うるさくなるだろうな。ここにいるのも迷惑になるな。そんなことを考えて俺はこの村を出ることにした。

老人「気を付けてな。」

俺「はい、ありがとうございました。」

警察とすれ違いにならないよう、俺は獣道から他の宿を探しに車を走らせた。

テツ「さっきの人行ったの?」

老人「今出ていったよ。それよりさっきは何であんなに泣いたりしたんだい?」

テツ「おじいちゃんには見えなかったの?」

老人「見えなかった?」

テツ「さっきのおじさん、背中に赤い服を着た女の人をおんぶしてたじゃないか。」

1 / 2

後日談:

後日談はまだありません。

アバター 001_014

はじめまして、よろしくお願いします。

投稿数 2
怖い評価 1.1k
閲覧数 29k

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(3件)

コメントはまだありません。

0/500

利用規約をよく読んで、同意の上でコメントしてください。

・連続コメントは禁止しておりますが、新規登録・ログインすることで、連続コメントも可能となります。

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.0.250

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

【参加型】投稿企画・タイアップ企画

  • 禍禍女
  • 心霊スポット
  • 意味怖

一息で読める短い怪談

読み込み中...

じっくり染み込む中編怪談

読み込み中...

深夜に読むと戻れなくなる長編怪談

読み込み中...
chat_bubble 3