
長編
ううん、いたよ。
ボク 2日前
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の車なのでドアが閉まらないのが気が気でない。
すると助手席の友人がふと思い出したかのように手を止めると、突然体を屈めて車の下を覗き込んだ。
あれ?っと思ったと同時に、友人は体を起こし思いっきりドアを閉めた。
バァァァンッ!という音によそ見していた友人が見事に全員跳ね上がる様に驚いた。
「お!閉まったじゃん!」
そして助手席の友人も汗だくではあったが車へと乗り込み「はよ出せ」と言いい、私達はその場を後にした。
私は友人を1人ずつ家まで送り、最後が助手席の友人だった。
2人で今日の他愛のない話をしていたら、ふと思い出した。
なぜあの時こいつは車の下を覗き込んだんだろう?
私は何となく友人に聞いてみた。
「てかさ、よくドア閉めれたな!それと何で一度車の下を覗き込んだんだ?」
「え?」
友人は少し驚いていたが、
「いや、お前最後ドアを閉める前に一回下覗き込んだだろ?」
「あぁー、あれね。見てたんだ」
「見てたよ。で、あれ何だったんだ?もしかして下に何かいた?…ってそんな訳ねぇよなw」
すると友人は何のためらいもなく答えた。
「ううん、いたよ」
「は?」
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