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長編

呪詛

えい 3時間前
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な何が い居るんでっですか?」 私 「何だろうね…?元は形があったハズだけど…今は 形すらない。コレ自体 自分が何ものだったのかも忘れてしまっている。コレにはもう 言葉は通じない。だから 想いも通じない。 散々 働かせるだけ 働かせておいて 時代の流れと共に 世話をする ( 奉る 或いは 供養 ) 者も減り 終には この家一軒になってしまった…。これは この一区画だけの呪詛の様なものです。何故?この家だけに コレ等が現れ家の回りを徘徊するのか?それは……この家が建つ場所に 求める物があるから…。」 知人 「 誰っ⁉ そこに居る人 !! 」 彼の家の門の脇に 1人の老婆が隠れる様に立っていた。 老婆 「あんた達は何者だ?何故?その事が解る?」 彼 「何か知っているんですか ⁉ 知ってるなら 教えて下さい !! 」 老婆 「お前は誰だ ⁉ ○○は何処に行った ?! 」 彼 「○○ ?! 僕は その人から この家を借りてるんです !!」 老婆 「何だと?! 」 私 「その……○○さんが最期だったハズです。その後は どうなさる おつもりでしたか?」 老婆 「……………………。」 私 「最終的に この家に全てを押し付けて アレが探し求める物を 総てこの家の建つ 土地に埋めて隠し 更に 道具として扱った幼児達の家族を殺し あの竹林の奥にある 井戸に投げ落としましたね? あなたは 当時 まだ 子供で良く分からなかった。でも 聞かされていたハズです !! あの…いえっ…この家に近付くなと…。」 老婆は俯いていた。 何も言わず ただ 静かに身体を震わせていた。 私 「あなたも……最期の事情を知る者…なんですよね?たった1人遺されて 怯えて暮らして来たのでしょう?呪詛を使い村を繁栄させても 後の処理を間違えば それは時代を幾度越えても 消える処か 力を増して行くだけです。ましてや ここの地には あの 山がある…。 私が何を言いたいのか解りますよね?」 老婆は少し考え込んだ後 ハッとした顔をして 私の顔を見た。 私 「あなたは もう十分苦しんだ。怯えながら暮らして来ました。この事情を知るのは あなたと今の私達 四人だけです。でも…あなたはもう 忘れて下さい。この事を知る者は 今の時代には 誰もいないのですから…。 いいですね?2度とここへ来てはいけません。私達が これから たくさんの人を連れてまたこの家に

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  • まだ、これを見ているのであれば、返信してください。とても悲しいお話ですね、、、、
    白狐
  • 匿名さん。 サキさん。 コメント有り難う御座います。 今現在は こう言った事は 余りありませんが…昔は それこそ 全国各地で実際に行われていた事です。 そして…今 昔の方々が行った 「呪詛 」の後処理を現代人が行っているのです。 曰くつきの所は箇所々で 手厚く祀られていたりもします。呪いや祟り等は 次第に薄れて行くものでは有りますが……それには 何十 何百 何千年と掛かる場合もあるので 後を任される事の方が 大変な事です。 こう言った場所は 目に見て分かるだけでは無いので 無闇に 心霊スポットだと出向き 障りを貰う場合も少なく有りません。
    紫雲
  • 非常にリアルで、ローカルな怖さに彩られた話ですね。
    サキ
  • こういう問題を抱えた地域は沢山あるんでしょうね。子供たちの魂が安らぎますように。
    匿名
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