
中編
コピペ 実家付近の川原
匿名 3日前
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たいに悲鳴をあげながらも、それから目を離さずにはいられませんでした。
99 :本当にあった怖い名無し:2009/05/12(火) 04:47:36 ID:ksSExR0r0
まず手を振っていた方は水色の和装で、
少年の人形(一般的な雛人形を一回り大きくして立たせたような感じ)のようです。
顔は元は真っ白だったのでしょうが、雨風に長い年月さらされたような汚れがあり、
唇に剥がれかけた朱色の紅がひいてありました。
あと腰に白い刀を下げていました。
もう一体の方は少女の人形で、髪が長いのと着物が薄い赤色というの以外は少年の人形と同じで、
一見で対になっているのが分かりました。
毬か道具箱か、何かを抱えていたような気がしますが定かではありません。
あと小舟と思っていたのは、長方形の平べったいお盆のようなものでした。
僕が震えながらもその姿から目を離せないでいると、
叔父がこの不気味な人形たちの、更なる異常さに気付いて言いました。
「流れ逆やぞ、これ!」
川は僕たちから見て右上に流れています。
つまり人形たちは、
川 の 流 れ に 逆 ら っ て こちらへやって来たのです!
それに気付いた僕たちはたまらず一目散に車に飛び乗り、川原を後にしました。
僕が恐る恐るサイドミラーで確認すると、
二体の人形は本来流されるべき方向へ、流れに乗ってゆっくりと遠ざかっていきました。
車中、叔父とあの人形が手を振っていたのは思い違いではないという事を確認しあい、急いで家へと戻りました。
あれから不思議とあの人形たちは夢にも出てきませんが、あの一件以後、川には近づけなくなりました。
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- こわぁ......ふたち
- 怖すぎる!!!!!!!時雨
- 怖い!!!!!うんこりん