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長編

タクシー

えい 3日前
怖い 569
怖くない 518
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かせた。 Nさんも笑みを浮かべ 「ご指名有り難う御座います~。」と会釈をすると 女性は助手席の方を指差すので 構いませんよと後部座席のドアを閉めタクシーから降りると 助手席のドアを開けて 女性を座らせた。 N 「今日はどちらまで?」 明るく話し掛けるNさんだったが その日の女性は 前の時と少し違っていた。 笑顔は少なく 見ようによっては何処と無く疲れている様にも見えた。 女性は小さな声で「○○○まで。」 そう言ったっきり その日の会話は余り弾まず 少し気まづい思いを抱えたまま 女性の指定した場所に到着した。 会計を済ませ 助手席から女性が降り こちらを振り返った時 Nさんは以前の様に明るい声で言った。 N 「また お願いします。」 女性は頷いて少しだけ微笑んでいた。 そうして Nさんの定年退職まで あと1週間と迫った時 おかしな事が起こった。 地元でNさんが タクシーを流していても 誰も手を挙げようとはしない。 たまに 路上に立つ人と目が合っても Nさんの後ろのタクシーばかりに乗り込んで行く。 なんだ?少し訝しげに思いながら 割りと遅くまで流したが その日の客足はさっぱりだった。 その日会社に戻ったNさんに同僚達は 「今までのツキのツケが回って来たんじゃ無いのか?」と笑い Nさんも「そうかもな。」と言って笑った。 翌日 Nさんは距離こそ短いものの数多く客を乗せる事ができ 落ち込んでいた気持ちも少し和らいで来た。 やっといつも通りの仕事に戻れたと ホッとしていた。しかし……1つだけ気掛かりな事があった。 それは 客を乗せる度に 言われていた事だ。 「運転手さん 隣の女性は研修か何か?」 「最近じゃあ 女性の運転手さんも居るのかい?連れて回って 道を教えるのも 大変だろ?運転手さん。」 「ダメだよ~勤務中に彼女乗っけてたら…。」 Nさんは そんな客の言葉に何と返せばいいのか分からず ただ曖昧な返事を返していた。 そして 退職まであと3日までになった深夜 人気の少ない飲み屋街をゆっくり流していた時 何か聴こえた気がして バックミラーを見た。 しかし そこには ただ白いシートがあるだけで何も無かった。 気のせいかと気を取り直して再びタクシーで走っていると また 何か聴こえた気がした。 丁度 店が途切れ 街灯の明かりも途切れた 真っ暗な場所で Nさんは少し怖くなって 恐る

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  • お金はもらったの?
    あに
  • タクシーが県外までの長距離の客を降ろしたあとに客を拾って帰ろうとするとかあり得ないから
    たか
  • 成仏出来たら良いですね。
    しゆか
  • なんか悲しいね
    モモンガ
  • した人は成仏なんて出来ないよ
    まー
  • 生きていくことは大変。成仏できますように!
    匿名
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