
短編
学校のチャイム
匿名 2日前
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まだ小学生だった頃の話し
その日はいつもと変わらない日常を過ごして布団には入りました。
夜中、何故か目が覚めてしまい眠れなくなりました。
仕方なくトイレに行き、また布団に潜って眠くなるのを待っていました。私以外家族皆静かに寝ていて、私も早く寝ようと焦っていましたが一向に眠くなりません。
布団の中で結構な時間うだうだしていると、遠くの方で何か聞こえた気がしました。何⁈と慌てて起き上がると聞こえなくなり気のせいかと布団に横になると、やっぱり聞こえる。何か怖い!と耳を塞いで布団に潜り込んだのですが、だんだんはっきりと聞こえてきました。
キーンコーンカーンコーン
学校のチャイムがずっと遠くに聞こえる!耐えきれず窓を開けてチャイムが聞こえるか確かめてみたけどわからない。
慌てて親を起こして確かめてもらいましたが、「聞こえない、気のせいだ」と相手にしてもらえず半泣きで布団に潜りましたが静かになると、やっぱりチャイムがずっと聞こえる。結局朝方までずっと鳴り止みませんでした。翌日、学校でチャイムの故障が無かったか聞いてみましたが、無いとの事、友達も誰一人聞いてないと言われ、またまた半泣きになりました。
それから夜中に聞こえる事はありませんがチャイムのメロディが大の苦手になりました。
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- 「布団"には"入りました。」が地味にジワるw ~ました。で結び続ける現役小学生としか思えない 文体に子供時代を懐かしく思い出せて微笑ましいです。ぼっち