
彼女との出会いは高校の文化祭だった。あれから数年、友達以上の関係を築いてきたのに、彼女が大学に進学するために離れなければならないという知らせを受けた時、心が痛んだ。彼女の名前は美咲。気が強く、独自の世界を持っている彼女だが、実は夜になると異常に怖がりだった。
美咲が大学生活に慣れている頃、ある日、彼女から「心霊スポットに行かない?」とメッセージが来た。彼女が心霊現象に興味を持つなんて信じられなかったが、好奇心に駆られ、私はその提案を受け入れた。
向かった先は、村の外れにある古びた神社。神社の周辺は真っ暗で、月明かりが薄暗い木々の間から漏れていた。到着すると、彼女は不安そうな表情をしていたが、結局は私を振り返り、「大丈夫、行こう」と言った。
神社の中に足を踏み入れると、急に冷たい風が吹き抜け、鳥肌が立った。周囲は静まり返り、何も聞こえなかった。美咲は手を私に握りしめて、怯えている様子だった。私はその時、彼女の強さを信じていたが、彼女の顔が次第に青ざめていくのを見逃さなかった。
そんな中、彼女が突然「帰りたい」と言い出した。私は驚きながらも、彼女の目に映る恐怖を理解し、すぐに出口に向かった。だが、彼女が神社を出た瞬間、彼女の携帯が鳴り、画面には「今、どこにいるの?」というメッセージが表示された。送信者は彼女の母だった。
美咲は急に顔色を変え、「帰ろう」と焦り始めた。私は何が起こったのか分からず、ただ彼女の後を追った。彼女は急ぎ足で車に戻り、ドアを閉めた。その時、彼女の携帯が再び鳴った。今度は「早く帰ってきて」という母のメッセージだった。彼女は青ざめた顔で、ただ頷くことしかできなかった。
その後、彼女は私に何も言わずに車を発進させた。しばらく無言のまま走っていると、彼女が突然「ごめん、もう会えないかもしれない」と言った。
数日後、彼女からの連絡が途絶え、心配になった私は彼女の家を訪れた。すると、彼女の家は無人で、彼女の母も行方不明だった。村中を探しても、美咲の姿は見つからなかった。
そして、さらに数日後、彼女の家に突如として車が突っ込み、大きな騒ぎになった。その車は全くの他人が運転していたが、彼女の部屋の窓を直撃した。美咲はその瞬間、すでに姿を消していた。
今も彼女を探している。彼女の最後のメッセージが、私の心を締め付け続けているからだ。
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。



