本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

長編

きんけまん

匿名 4日前
怖い 624
怖くない 516
chat_bubble 5
25,123 views
ら「アナタタチノオカアサンヨタベテアゲルカラアケテ。」と言いました。 流石に二人は恐ろしくなり、恐怖のあまり玄関から離れて布団に包まってしまいました。しかし、玄関は鍵を掛けてあるので、"きんけまん"は中に入ってくる事はありませんでした。 兄は自分も泣いていましたが、恐怖のあまり泣いてしまった弟に「大丈夫、大丈夫…」と何度も呟きました。 それから暫くたって、玄関を激しく叩く音が聞こえました。「お兄ちゃん、次郎ちゃん大丈夫!お母さんよ!何かあったの!」と母親が帰って来ました。それを聞いた兄弟は本当に安心して、玄関まで駆け寄りました。「二人とも何かあったの?怖くなかった?もう大丈夫だから、鍵を開けてちょうだい。」と言いました。二人は恐る恐る覗き穴から確認しましたが、紛れもなく母親でした。 弟は「お母さんだ!」と喜びましたが、兄は少し不思議に思いました。 どうして自分で開けて入ってこないんだろう?いつもは勝手に開けて「ただいまっ」て入ってくるのに、自分達が玄関を開けるのを待ってる様でした。 「何をしてるの?お母さんよ、早く開けてチヨウダイ…」と、少し声がおかしい様に聞こえましたが、弟はそれに気付かず、玄関の鍵を開けてしまいました。 二人は安心した様子で戸を開けると、そこに立っていたのは母親ではなく、大きな目で中が真っ黒な"きんけまん"でした。姿は母親でしたが、明らかに違っていました。二人は恐怖のあまり、全く動けませんでした。"きんけまん"は「アリガトウ…」と言うと避けた口を大きく開けて、弟の顔めがけて嚙みつきました。 「うわぁぁぁぁぁっ‼︎‼︎」 兄は怖くなり、その場から逃げ出してしまいました。"きんけまん"は「バリボリ、バリボリ…」と音を立てながら、弟の顔の目や鼻を食べていました。兄は"きんけまん"が弟の顔の食べている隙に、階段の下の物置に隠れ階段の隙間から、その様子を見ていました。 "きんけまん"が弟の顔を食べ終り、弟が倒れて落ちると顔がこちらを向いていましたが、顔は目も口も鼻もないノッペラ坊でピクピクと動いていました。 "きんけまん"は弟を残して、兄を探し始めました。「どうしたのお兄ちゃん、お母さんよ。出てらっしゃい。」と母親の声で探し始めました。 台所の机の下、客間の押入れ

後日談:

  • これは私が幼稚園ぐらいの頃、母親から聞いた話です。 母も私の祖母に子供の頃に聞かされたそうで、その祖母は先日亡くなり、ふと、思い出したので書き込んでみました。話の時代背景は昭和の戦後間もなくの頃でしょうか?借家に住んでいる母子家庭の兄弟の話です。

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(5件)

  • 3歳に1人で留守番は無理だろうなぁ
    あー
  • 妖怪か!?
    つか
  • 教育的に素晴らしい
    g
  • 作り話ナイス
  • すごくこわいお話でした。
    ぽん
0/500

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.2.48

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

grid_3x3 話題のキーワード

search

サクッと読める短編の怖い話 サクッと読める短編の怖い話

読み込み中...