本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

短編
にいちゃんの坂
短編

にいちゃんの坂

2023年4月11日
怖い 37
怖くない 45
chat_bubble 1
1,416 views

俺が子供の頃の話だから、50年以上前になる。

俺は山に囲まれた町に住んでいた。

俺の町から西の山に続く道には、林に囲まれた昼でも薄暗いカーブの坂道があった。

ここは急な坂の見通しの悪いところだから、前に車で轢かれた子供がいるとか、夜一人で歩いていると何者かに襲われるなどの噂がたっていた。

そんなある日のこと、俺は肝試しのつもりでこの坂道を歩いて登ってみた。

まだ昼の3時頃だったが、林の中は夕方のように薄暗かった。

そして、坂道の途中まできたころ

「・・に・・ちゃん・・!」

謎の声が聞こえてきた。

立ち止まりあたりを見渡しても誰もいないし、何も聞こえない。

俺は空耳かなと思って歩き出すと、

「・・にいちゃん、にいちゃん・・」

確かに聞こえた。

男か女か分からない囁くような声だが、何者かが「にいちゃん」と言っている。

立ち止まるとまた声が止まる。

歩き出すと、また聞こえる。

歩く俺を追いかけるように。

俺が早足になると、謎の声も早くなる。

俺は怖くなって山道を駆け降りて、家に向かった。

「にいちゃん、にいちゃん・・」

という声はずっと追いかけてきた。

そして俺はやっとの思いで家にもどり、両親のいる居間を見ると安心した。

少し落ち着いたころ、玄関の靴を戻しに行くと、靴を持ち上げた瞬間、また聞こえた!

「にいちゃん」

という声が!

・・だが、気づいてしまった。

「にいちゃん」という声は、靴の裏についたチューインガムが地面で擦れて、

ニチャ・・ニチャ・・

と、音がしているだけだった。

1 / 1

後日談:

後日談はまだありません。

アバター 001_001

はじめまして、よろしくお願いします。

投稿数 5
怖い評価 540
閲覧数 18k

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(1件)

コメントはまだありません。

0/500

利用規約をよく読んで、同意の上でコメントしてください。

・連続コメントは禁止しておりますが、新規登録・ログインすることで、連続コメントも可能となります。

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.2.33

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

【参加型】投稿企画・タイアップ企画

  • 禍禍女
  • 心霊スポット
  • 意味怖

一息で読める短い怪談

読み込み中...

じっくり染み込む中編怪談

読み込み中...

深夜に読むと戻れなくなる長編怪談

読み込み中...
chat_bubble 1