
ある冬の夜、私は高層マンションの友人宅で開かれたパーティーに招かれました。普段はお酒を楽しむことが多い私ですが、この日は特に友人たちと新しい彼氏を紹介できるのが楽しみでした。彼はお酒が好きで、話も面白く、すぐにみんなと打ち解けていきました。
その日、彼と仲良くなり、数ヶ月後には私たちは交際を始めました。彼はとても優しく、私の趣味や好みを理解してくれる素敵な人でした。しかし、彼には一つの不思議な特徴がありました。それは、彼が近所の猫たちに異様に嫌われることです。
私のマンションの周りには、野良猫がたくさんいて、普段は人懐っこく、誰にでも寄ってくる猫たちです。しかし、彼が近くにいると、猫たちは目をひんむいて逃げ出します。まるで何か恐ろしいものを見たかのように。その様子を見て、私は少し困惑しましたが、彼は猫が苦手なわけでもないようで、むしろ動物好きだと自分で言っていました。
「どうしてそんなに嫌われるの?」と尋ねたこともありましたが、彼はただ首を傾げるばかりでした。そんなことが続きながらも、私たちは楽しい時を過ごしていました。
交際を始めて半年が経った頃、私の両親が彼に会いたいと言い出しました。私たちは少し気恥ずかしさを感じながら、実家に彼を連れて行くことにしました。実家には、私が大好きな猫の「ミーちゃん」がいて、彼がどのように受け入れられるか心配でした。
実家に着くと、ミーちゃんは私を見つけて喜んで寄ってきました。ところが、私の背後にいる彼を見た途端、急に威嚇し始めたのです。最初は鳴くだけでしたが、次第に爪を立てて彼に向かって飛びかかろうとしました。この反応に、私の両親も驚いていました。母が「何をそんなに怒っているの?」と抱き上げようとしても、ミーちゃんは彼を見てキャンキャン鳴き続けました。
結局、両親と彼の会話はほとんどできず、早々に帰ることになりました。父は不機嫌そうにしていて、母も困惑している様子でした。帰る間際、母が「ちゃんと知らせておいてよ」と言い、私は不満を覚えました。
次の日、母から電話がありました。「昨日のことはどういうこと?」と責められました。私は「連れて行くって言ったでしょ」と反論しましたが、母は「彼と一緒に猫も連れてくるなんて聞いてない」と言いました。私は一瞬、何を言われているのかわかりませんでした。
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