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2013年1月6日
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もう20年以上前、少年時代の話である

俺は名は寅、友達は雄二と弘樹と仮名をつけておく

あれは小学校六年生の夏休み

俺達は近所の公園で毎日のように集まり、遊んでいた

夕焼け空が真っ赤に染まりだした頃

「そろそろ帰ろうか」と弘樹が言い出す

片親で家に帰っても一人ぼっちの雄二は

「もう少し遊ぼうや」と俺達2人を引き止める

門限に厳しい弘樹は

「ごめんな、また明日遊ぼうや!」と言い帰って行く

弘樹の姿が見えなくなると、決まって雄二は

「あいつ毎回付き合い悪いのー」と愚痴りだす

すっかり暗くなった公園には俺と雄二の2人きり

雄二の話に適当に相槌を打つも、早く帰らねば俺も親に叱られる

そんな俺の挙動が伝わったのか、雄二は少しイラついた顔をして

「寅も帰りたいんやろ?かえればいいやんか」と言い放つ

少しムッとしたが、何時ものことだと自転車にまたがろうとすると

「俺、こないだ廃屋みつけつたんよねぇ」雄二が言う

どうせまた引き止めようと興味を引こうとしてるんだと思い

俺はあえて聞こえないふりをし、自転車を走らせようとすると

「俺今夜、廃屋に探検しに行ってくるわ~」とさっきよりも大きな声で言った

廃屋、探検、興味はあったが、親に怒られたくなかったので

「雄二、お前もはよ家帰れよ~」と言って、家へ帰った

どうせ一人で行く勇気もない癖にとその時は思ってた

家へ帰り、風呂に入り、晩飯を済ませた頃だった、ジリリリリンと電話がなる

もしもし、と電話に出ると雄二の母親からであった

「あんたんとこにうちの雄二いっとらんかね!?」

乱暴な言い方に軽くムカッときたが

「雄二君ならまだ公園であそんでるかも」と言うとガチャっと電話を切られた

雄二の母親にはムッときたが、雄二が帰宅してないと聞き少し心配だった

雄二は少し悪ガキで、夜遅くまで遊んでいる事が多く、悪い連中と付き合いがあると噂されていた

夜も十時をまわり、床に就くと遊び疲れか、すぐに眠ってしまった

翌朝早朝、母親が血相を変えてたたき起こしに来た

「雄二のお母さんから電話がかかって、昨日から家に帰ってないってさ!ここにいるんじゃないかって怒鳴り散らすんよ~」

またかよ、と思ったが一晩も家に帰らないのは初めてだし

本当に昨日言っていた廃屋へ探検しにいって何かあったんじゃないかと心配になってきた

弘樹に電話をして、事の経緯を話すと、弘樹の家にも同じ様な電話がかかったらしい

取り合えずいつもの公園で待ち合わせをして、落ち合った

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