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中編
餌やり
中編

餌やり

2020年9月27日
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つい先日のこと。

『総武線、現在信号確認のため列車に大幅な遅れが生じており、運転を見合わせております。大変ご迷惑をおかけしております』

チッ あと一駅なのに…

仕方ない。京成線で帰るか

普段は使わない京成線ホームのベンチに重い腰を下ろし、私は電車を待っていた。

10分後。電車が到着し乗り込むと、夜も遅かったからか、人はちらほらしか乗っていない。

ドアから1番近い席に座りスマホに目をやると、残り1%。そして画面はたちまち漆黒に包まれた。

ま、一駅だし。

電車が走り始めて2、3分が過ぎようとした時くらいだったろうか。右前の優先席に座っている老女が、薄気味悪い笑顔でこちらを見ているのに気づいた。

きもちわる…なんて思ってたら、電車がゆっくりと速度を下げ始めた。

ドアが開き、外へ出ると少し肌寒い。パラパラと小雨も降っていた。

改札を出る前にトイレに寄り用を足した後、スタスタと家に向かって歩き始めた。

この駅から家までは歩いて20分ほど。人気のない道だが仕方なく家に向かって歩いていると、

ジャリッ。

何かを踏んでしまった。

ふと足元を見ると、白米らしき物がドサっと落ちていた。

カラスなんかがゴミでも荒らしたんだろう。

そうとしか思わず歩いていると、また道にだいたい同じ量の米が落ちていた。

よく見ると道路の先に、まるで道しるべのように米が点々と続いている。

米は私の家の方まで続いていたが、途中、神社がある道の方に逸れてしまっていた。

このまま家に帰ってすることもないし。

どこまで続いてるのか、ちょっと見てみるか。

この日はなぜか、好奇心が家に帰って休みたいという気持ちに勝っていた。

しばらく米を辿っていると、案の定近所の神社へと続いていた。境内への階段にも、4段ごとに米が落ちており、それは鳥居を超えた先の開けた所で終わっていた。

これでおしまいかよ!つまんねえの!

私は山状に盛られた米を勢いよく蹴っ飛ばした。

カコン!!!!

突然の物音に心臓が止まりそうになり、物音がした方を見ると、電車で見た老女が、境内の側の街頭に照らされていた。

足元には寿司桶?のようなものが転がっていた。

老女の表情は先ほどとは違い、真顔だった。

すぐに米を置いていたのはこの老女だと分かった。

私は怖くなって、来た道を戻ろうとした時、後ろで悲鳴にも近い怒鳴り声が聞こえた。

何を言ってるのかは聞こえなかったが、その声は憎しみと怒りに満ちていた。

真っ暗な夜道を全力で駆け抜け、何とか家に逃げ込んだ。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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