
長編
もう1人のお姉ちゃん
けいすけ 3日前
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たのね。」…と。
「お母さん…私は大好きなお姉ちゃんが二人居るんだね。余り甘えることは出来ないけど、お姉ちゃんの分まで弟を可愛がるよ。」泣きながら母に告げました。
「ま…栞を守りたくなる理由は分かるよ。辛い事があった分、これからは良いことがあるし。これ以上悪いことは絶対来ないから。」
母は明るく笑いながら言いました。
その時、誰かが後ろから抱き締めるような優しい温かい感触がしました。
後日談:
- 長々とすみませんでした。 読んで下さり有り難うございます。 生まれつき不思議な勘があり、色々と体験していますが、ほとんどは亡くなった近親者や身内にまつわる不思議な体験ばかりです。 代々子供が大好きなのだと思います。 幽霊と呼ばれる存在は肉体が無いだけで私達生きている人間と変わらないと思います。 肉体が無くなっても消えない存在が具現化した姿…私はそう思います。 無責任に子供を中絶して…産んでも虐待をして命を奪い傷付ける大人達。 自分の欲望を満たすためなら性犯罪を犯し命を奪うような動物以下の鬼畜外道。 そんな人間の事件をニュースで見聞きする度に私はこの世の生まれてこれなくても、妹や叔母や姪として認識してくれて愛情をくれる人達の優しい笑顔を思い出します。 お腹に宿った瞬間から1人の人間として性格はあるのかと思います。
この怖い話はどうでしたか?
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- 怖い、話って言うより心が温かくなる良い話しですね。まさ
- 良かったですね…ぼんばー50
- お姉さんの愛も凄いけど、家族関係が素晴らしい、思いやりに溢れてる。私の家庭は正反対だから、羨ましい限りです。匿名
- とても、感動しました。優しいお姉さん良いですね。私にも若くして亡くなった姉が居て、もう亡くなってから10年以上経ちますが、今でも守ってくれているんだ。と、感じる出来事がたまに有ります。dragon