
短編
電話ボックス
匿名 2日前
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もう30年近く前の事です。
仕事で急な残業になり携帯電話もない頃で
家に遅くなる事を連絡出来ず
最終バス(赤い)に乗りました
そのバスは家の近くまでは行かず終点で
降りて歩かなくてはなりませんでした。
そして丁度降りたとこに電話ボックスがあったので残業で遅くなった事を早く母に連絡しようと
電話ボックスに入ろうとしたところ
公衆電話の電話がなりました!私はこんな公衆電話に間違えてかかる事があるんだと思い
公衆電話にかかってる事を伝えてあげようと受話器を取りました
すると も し も し,,,と女性の震えた声で何か言いたそうでしたが
私はその声で間違い電話でもなくふざけてかけてるのではない!と一瞬で怖くなり受話器を置き
すぐ電話ボックスから出ようとしました
でも受話器を置いてもがちゃんがちゃん!と
まるで早く受話器取って と言ってるように
思えたのですが
とても取れる状況ではなく!とにかく電車ボックスから早く出ようと ふと下を見ると
電話ボックスの外に花が添えてあるのが見えました!
それから私は家まで全力で走って帰りました。
家に着くと体がとてもだるくなり
そのまま横たわりました。
後から思った事ですが
そこの場所は本牧ふ頭の近くでトラックが多く
自転車の主婦とトラックの事故が相次いでる
場所でした。
多分、亡くなった主婦が何か言い残してる事を
私に伝えて欲しかったのかなと思いました。が
あの状況ではとても聞いてあげれる勇気はありませんでした。
何を伝えたかったのだろうと
思い返す事が未だにあります。
一生忘れらない恐怖体験です。
後日談:
- 受話器を置いたのにがちゃんがちゃん!と まるで早く取って!すごく怖かったです。 絶対ありえない現象です。 こんな不思議な体験を私は 何度かしております。 普通では考えられない体験です。。。
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